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ピクッピクッ……ピクッ UDNG「で、これは……一体なんなんでしょうか……?」 EIRN「何って××××よ」 UDNG「いやぁ、そんなにあっさりと言われても……っていうか、なんでその●●が……」 EIRN「それはほら、こういうお薬があったほうが色々と便利というか、需要と供給というか……ねぇ?」 UDNG「はうぅぅ、わけわかんないですよ師匠ぉ~しかもなんかすごい元気なんですけど、これ……うぅ~」ピクピク……ピク EIRN「うんうん、想定通りよぉ。元気になってもらわないとちゃんと使えないじゃない?そういう用途で作ったんだし」 UDNG「そ、そういう用途って……いやまぁ、薄々そんな気はしていましたけどぉ……こっちにも、心の準備とかですね」 EIRN「細かいことは気にしないの。それより、ほら、ちゃんと機能するか実験しないといけないでしょ?おとなしくしてなさぁい?」 UDNG「だからってそんな、はうぅっ、ひっ、ちょ、胸でなんて……うひえぇ」 UDNG「師匠のおっぱいぃ……うぅ~」 EIRN「うふふふふ。ウドンゲのおちんちん、すっごく熱くなってるわ~どう?そっちはちゃんと感じる?」 UDNG「うぅ~、師匠ぉ、そんなっ、おちんちん……ううぅ……おっぱいで……ひうぅ~」 EIRN「うふふふふ。しっかり感じてるみたいねぇ。こうやっておっぱいでこするとぉ……気持ちいいかしら?」 UDNG「ひやぁぁぁ!うっ師匠、そんな……はっ、はい師匠ぉ……気持ちいいですから……も、もうやめ……ひうぅ~」 EIRN「ダメダメぇ、しっかり使えるのかちゃんと試さないと実験の意味がないじゃない。それに、気持ちいいならいいでしょ?」 EIRN「くすっ、ウドンゲのおちんちん、すっごいビクビク跳ねてるわ」 UDNG「だって、それは師匠が……はっ……ひああっ!」 EIRN「私が……なんなのかしら?」 UDNG「し、師匠が……そうやってぇ……おち……んちんを……おっぱい……でぇ……くにくにぃって……あううぅ!」 EIRN「あら、先っぽから少し出てきたわね。そんなに気持ちいい?」 UDNG「は、はいぃ……気持ちいいですから……もう、やめ……あっふううぅ!」 EIRN「あら、こんな状態でやめちゃってもいいの?我慢、できるのかしら?」 UDNG「うぇ!?あぅ、あうぅ……それは……その……ひうぅっ!」 EIRN「まぁ、私としてはちゃんと薬が機能してるってことをある程度確認できたからやめちゃってもいいんだけど……」 UDNG「その……あの……えっと……うぅ~……」 EIRN「うふっ、してほしいんでしょ?」 UDNG「はい。あうぅ、すみません、師匠ぉ……お願い……しますぅ……」 EIRN「はじめから素直にそういえばいいのよ。うふふふ」 UDNG「ああっ!し、師匠……そんな、いきなり……ううっ、ひううっ……でううっ!」 EIRN「こうやって唾液垂らして、滑りをよくしっかり……あっ……あっんっ……」 UDNG「だめぇぇ……」 EIRN「あらウドンゲ。エッチなおつゆがどんどんおちんちんの先っぽから出てくるわよ?」 UDNG「そんなぁ……」 EIRN「ほんとエッチねぇ……」 UDNG「師匠の……おっぱいがぁ……気持ちいいからぁ……でるぅ……あっ……ああっ……!」 EIRN「うっふふふふ。私の唾液とウドンゲのおつゆで滑りもよくなって……すっごいヌルヌル♪」 UDNG「はいぃ……師匠のおっぱいがヌルヌルで……私の、おちんちん……先っぽから……出て……ひやぁんっ……!ああんっ……!すごっ……師匠……なにか……何か出ちゃいますぅ!」 EIRN「あっ、んっ……いいわよ、ウドンゲ。そのままたっっぷりと精液出しちゃいなさぁい」 UDNG「あっ……師匠……あっああっ……!師匠……でちゃ……出ますぅ……おちんちんから……精液……出ちゃうぅ!師匠……!師匠……っ!」 UDNG「だめぇぇぇぇぇぇ!」ピュリュリュリュッ ピュリュリュリュリュ EIRN「あっ……あんっ……」 EIRN「うふふふふ。ちゃんと精液も出るわねぇ。よしよし」 UDNG「師匠……まだ全然……収まんなっ……はうぅ……」 EIRN「そりゃあ、一発程度で萎えるような中途半端な薬は作らないわよぉ。次はこっちで、ね?」 EIRN「んんっ……んっ……そうそう、そこ。そのままいらっしゃい」 UDNG「はい……んっ……んっ……ひあっ!ひあうぅっ!」 EIRN「あんっ……!あんっ……!入ってきたぁ……」 UDNG「はあぁ……師匠の中……むにゅうんっってぇ……気持ちいいのぉ……気持ちいいですぅ……はあっ……はぁっ……んっ……だめぇ……出ちゃう……」 EIRN「えっ!?もう精液出ちゃうの?入れたばっかりなのに……早すぎない?」 UDNG「いや……ちが……その……力抜けて……おしっこがぁ……だからぁ……ぬ、抜いて……下さい……」 EIRN「あらそう?うふふふふ。いいこと考え、たっ!」 UDNG「えぇっ!?ひあっ!師匠、だめぇ……!おしっこさせてぇ……ひああっぅ!」 EIRN「ウドンゲ、私のおまんこの中におしっこしなさいな。ほらほら」 UDNG「いや……!師匠……動かないでぇっ……!ひあうぅぅ……」 EIRN「うふふ。ウドンゲったら、すっごい腰ががくがくしてるわぁ。私のおまんこの中でウドンゲのおちんちん、すっごいふくれてビクビク暴れちゃって……あぁ~すっごぉい」 UDNG「ダメですっ、ダメですっ!これ以上……はああっ!おまんこで、おちんちん……いじめちゃ……おしっこがぁ……師匠のおまんこにぃ……おしっこ……おもらししちゃう……!おもらししちゃいますうぅぅぅ!」 UDNG「はああんっ!」 EIRN「うはああああぁ……すっごい……!お腹の中にどんどん入ってくる……漏れないようにしっかりと締め付けてあげないとね」 EIRN「んっ……んっ……あっ……!」 UDNG「止まらないですぅ~師匠のおまんこの中に……おしっこ……止まらな……もうらめぇ……師匠ぉ~うはあぁぁぁ……」 EIRN「はあっ……だいぶ我慢してたみたいねぇ。お腹の中がパンパンよ」 UDNG「師匠……師匠……師匠……あうぅ……」 EIRN「あらら、どうしたのその顔。すっごいとろけちゃってるわね。かわいいわよ」 UDNG「師匠ぉ……しゅっごくきもちよくてぇ……こんなことしたのはじめてだから……」 EIRN「うふっ、でしょうねぇ。さっきおちんちん、生やしたばっかりなんだし」 EIRN「それより、ほら、もっとたくさん動いていいのよ?」 UDNG「はい……はあっ……師匠ぉ……師匠のおまんこ、うねって……にゅるって、からみついてぇ……」 EIRN「あっ、あっ……!あっ、いいわぁ、ウドンゲ、激しっ……あっ……!ああっ……!」 UDNG「師匠のおまんこ……突くたびに……私のおしっこが……あっ……びゅーって……すっごい……エッチぃ……うっ……あっ……ううぅ……」 EIRN「うふふっ、たっぷりおしっこされちゃったけどねぇ……あっ……あうっ……ああぁっ!もっと……もっとぉ……!たくさん、動きなさい……!」 UDNG「はい……はい……師匠ぉ……!はあっ……!おちんちんがぁ……おしっこぉ……!師匠ぉ……!はああああっ!」 EIRN「ああっ、いいわよウドンゲぇ……はあっ……はああっ……ああっ……!ウドンゲのおちんちん……気持ちいいっ! ほら、ギュッとしてあげるから、頑張りなさぁい……!」 UDNG「師匠のおまんこ……湿っぽいですうぅ……!すごっ……らめぇっ……絡んでっ……くちゅくちゅでぇっ……! 師匠ぉ……!おちんちん気持ちいいぃですぅぅ……」 EIRN「UDNGのおちんちん、私の中で、暴れてっ……」 UDNG「師匠ぉ……」 EIRN「いいわよぉ、中でビクビク、跳ねてっ……あはぁんっ……気持ちいいとこ当たってるぅぅ!」 UDNG「師匠っ……もうっ……私……だめっ……!出ちゃうっ……出そうです……おちんちん……だめなのぉ……!」 EIRN「いいわよ、私も一緒にイクから……おまんこに精液たっぷり出しなさい!あっ……ほら、ほらあっ!」 UDNG「おまんこ、そんなに、引き締め付けちゃあっ……あっ……!ああっ……!師匠、出ちゃうっ……!出ますぅ……!おまんこに……精液……たくさんっ……出ちゃうよぉぉぉぉ!」 UDNG「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ピュリュリュリュッ ピュリュリュリュリュ UDNG「んひぃっ……はあっ……はあっ……師匠……すごかった……ですぅ……」 UDNG「はうぅ……でも……その……これ、まだぁ……」 EIRN「はあっ……はあっ……うふふっ、あと5、6回くらいは出さないと、薬は切れないわよぉ?うふっ、もっと楽しませてねぇ?」 UDNG「あうぅ……こ、こうなったら、とことんやってやりますよぉ……」 UDNG「んっ……はあっ……はあっ……ううぅ~……もう、出ません……」 EIRN「うんっ……はぁっ……さすがにそろそろ、薬も切れるでしょう。あれだけ出したんだから……」 UDNG「っ!?ああっ?はぁ……ん、戻りました!戻りましたよ、師匠!」 EIRN「うんうん、いった通りで……しょ……あっ、ああ……ウドンゲ、ほら、風邪を引くといけないし、そろそろ服を着たほうがいいわよ?うん」 UDNG「??えぇ、まぁ着ますけどぉ……なんか調子狂いますねぇ。師匠が私の体を気遣うなんて……」 UDNG「ひええっ!なに?なんで?胸ぇ!私のおっぱいぃ!なんでぇ!?」 EIRN「えぇ……ああ……ああ、まだ調合が甘かったみたい、ね」 EIRN「んまぁ、それは今後の課題ってことで、まぁほら、時間がたてば元に戻るはずだから」 UDNG「あっ、はうぅ~ほ、ほんとですかぁ?」 EIRN「う、うん、たぶん……大丈夫なはずよ?でもまぁ、元からそんななかったわけだし、大差ないんじゃ……はっ」 UDNG「う~~ん!『幻爆「近眼花火(マインドスターマイン)」』!」 バァン! 東方動画[優][詠][抄].DLs 文とか 月島燈夜 音楽 ろひも 声 うどんげ 瑠月未来 × えーりん 小笠原麦 絵とか てくてく
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鈴仙・優曇華院・イナバ 鈴仙・優曇華院・イナバ攻略wikiはこちら 要注意スペルカード スペルカード名 コスト 判定 無敵 空中 説明 画像 長視「赤月下(インフレアドムーン)」 2 - 射撃無敵 不可 射撃無敵のフィールドを画面全体に展開するスペカ。持続時間は約8秒。展開されたらやることがなくなるので即爆破キャンセル推奨。 要注意スキルカード スキルカード名 コマンド 判定 無敵 空中 説明 画像 フィールドウルトラレッド 423 - 射撃無敵 不可 フィールド内に入ってしまうと射撃が当たらなくなる。しかし発生は文楽のCレーザーより遅い。 立ち回り 仕様変更で下判定が強化された6Aを回避できる2Cレーザーが脅威。 2Cレーザーの発生は12Fなので文楽の射撃では発生負けしてしまう。 文楽を繰り出す時はレーザーの届かない位置で出すか、コンボの時に出すかを推奨する。
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博麗 霊夢 霧雨 魔理沙光符「アースライトレイ」立ち/被カウンター 十六夜 咲夜幻符「殺人ドール」(最後の1Fのみ)立ち/被カウンター 奇術「エターナルミーク」(最後の5Fのみ)空中/被カウンター 時符「イマジナリバーチカルタイム」(ナイフ展開時の最後の1Fのみ)立ち 幻葬「夜霧の幻影殺人鬼」(最後の1Fのみ)立ち/被カウンター 傷魂「ソウルスカルプチュア」(最後の1Fのみ)空中/被カウンター アリス・マーガトロイド パチュリー・ノーレッジ火金符「セントエルモピラー」(最後の1Fのみ)立ち/被カウンター/グレイズ/投げ無敵 魂魄 妖夢転生剣「円心流転斬」立ち/ガード判定/投げ無敵/打撃無敵 魂魄「幽明求聞持聡明の法」(最後の8Fのみ)立ち 空観剣「六根清浄斬」立ち/ガード判定/投げ無敵/打撃無敵 レミリア・スカーレット必殺「ハートブレイク」(最後の1Fのみ)立ち/グレイズ 夜符「デーモンキングクレイドル」(最後の1Fのみ)立ち/被カウンター 神槍「スピア・ザ・グングニル」(最後の1Fのみ)立ち/グレイズ 悪魔「レミリアストレッチ」立ち/被カウンター 西行寺 幽々子再迷「幻想郷の黄泉還り」(最後の1Fのみ)立ち 八雲 紫 伊吹 萃香 鈴仙・優曇華院・イナバ長視「赤月下(インフレアドムーン)」立ち 短視「超短脳波(エックスウェイブ)」立ち 射命丸 文逆風「人間禁制の道」(最初の10Fのみ)立ち/被カウンター 小野塚 小町 永江 衣玖羽衣「羽衣は空の如く」(最後の2Fのみ)立ち/ガード可/キャンセル可 比那名居 天子 東風谷 早苗 チルノ 紅 美鈴 霊烏路 空 洩矢 諏訪子 博麗 霊夢 霧雨 魔理沙 光符「アースライトレイ」 立ち/被カウンター 十六夜 咲夜 幻符「殺人ドール」(最後の1Fのみ) 立ち/被カウンター 奇術「エターナルミーク」(最後の5Fのみ) 空中/被カウンター 時符「イマジナリバーチカルタイム」(ナイフ展開時の最後の1Fのみ) 立ち 幻葬「夜霧の幻影殺人鬼」(最後の1Fのみ) 立ち/被カウンター 傷魂「ソウルスカルプチュア」(最後の1Fのみ) 空中/被カウンター アリス・マーガトロイド パチュリー・ノーレッジ 火金符「セントエルモピラー」(最後の1Fのみ) 立ち/被カウンター/グレイズ/投げ無敵 魂魄 妖夢 転生剣「円心流転斬」 立ち/ガード判定/投げ無敵/打撃無敵 魂魄「幽明求聞持聡明の法」(最後の8Fのみ) 立ち 空観剣「六根清浄斬」 立ち/ガード判定/投げ無敵/打撃無敵 レミリア・スカーレット 必殺「ハートブレイク」(最後の1Fのみ) 立ち/グレイズ 夜符「デーモンキングクレイドル」(最後の1Fのみ) 立ち/被カウンター 神槍「スピア・ザ・グングニル」(最後の1Fのみ) 立ち/グレイズ 悪魔「レミリアストレッチ」 立ち/被カウンター 西行寺 幽々子 再迷「幻想郷の黄泉還り」(最後の1Fのみ) 立ち 八雲 紫 伊吹 萃香 鈴仙・優曇華院・イナバ 長視「赤月下(インフレアドムーン)」 立ち 短視「超短脳波(エックスウェイブ)」 立ち 射命丸 文 逆風「人間禁制の道」(最初の10Fのみ) 立ち/被カウンター 小野塚 小町 永江 衣玖 羽衣「羽衣は空の如く」(最後の2Fのみ) 立ち/ガード可/キャンセル可 比那名居 天子 東風谷 早苗 チルノ 紅 美鈴 霊烏路 空 洩矢 諏訪子 編集
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『うどんげとPSPと睾丸マッサージ』 17KB 愛で パロディ 小ネタ 愛情 いたづら 変態 希少種 現代 愛護人間 HENTAI系SSです、お願いします ※中学生の妄想程度のHENTAI度です、過度なものじゃないです ※うどんげ愛で 使い古したベージュのヘッドリクライニング座椅子にどっしりと腰を下ろした僕は、テーブルの上に置かれたノートパソコンのキーボードを叩いた。 液晶のディスプレイには英数字がびっしりと小窓毎に並べられ波を打っている、文字の行列を視線で追従し聊か小難しい専門用語の羅列を潜り抜け、 最後にエンターキーをパチンっと中指で押し込むと僕は大きく腕を伸ばして収縮した全身の筋肉を開放した。 「んんーっ!終わった終わったー!」 「おつかれさまげら、はいっ、おにいさん。どーぞ」 タイミングよく発泡酒の入ったアルミ缶と丁寧に拭かれたコップをお盆に乗せ持ってきた胴付きゆっくりうどんげが こちらに視線を合わせて小さく笑い頷いた、僕は待ってましたと言わんばかりに発泡酒をうどんげの細い手元から受け取ると 缶の上面に付けられた引き金を親指で引っ掛け開け放つ、中に詰まった発泡酒の淡い香りが鼻を擽った。 右手でコップに注いで勢いに任せて一気に喉に発泡酒を流し込む、弾ける喉越しに僕は思わずくぅっと唇を曲げて唸る。 「くへーっ!やっぱ人生この為に生きてるよーなもんだわー!!」 仕事を終えた後の一杯に酔いしれながらテーブルを雑巾で拭いて夕飯の配膳準備に取り掛かっているうどんげをちらりと横目で見る。 普段着の制服の上にゆっくり用のフリル付きエプロンを着込んだ姿のうどんげは2.5頭身の身体を懸命に動かして机上の汚れと戦っている。 このうどんげは僕の飼いゆっくりで、こうしてずぼらな独り身の生活をサポートしてくれていた。 うどんげは金バッジを頭の萎れたウサ耳に装着している優秀なゆっくりで、 ゆっくりさくや並みにきっちりと家事全般を無精な僕に代わってその矮小な身体でこなしてくれていた。 あまりにも慇懃な家事に取り組む姿勢からこちらが飼われているのではないかと錯覚してしまう程で、 最早飼いという上下関係の垣根を越えて、対等なパートナーと言っても過言ではない関係を築いていた。 「うーんっ!てがとどかないげらーっ」 うどんげはテーブルに付着した汚れに手を伸ばすあまり、スカートの裾を無防備にふわふわと揺らし、 か細いふとももから恥部を覆った布切れが今にも見えそうになっていた。 開放感と酒が手伝ってか、僕はうどんげの秘境を覗き込む為に気付かれないように頭を徐々に下げていくと、 手を止めしらーっとしたうどんげが僕を見下す眼差しを向けて可愛らしく頬を膨らませていた。 「どこみてるげら……」 「すまん。悪気はあった、反省はしない」 「どやがおでだんげんしないでほしいげらっ!!」 「ごめんごめん、機嫌直してね」 「もー……ゆだんもすきもないげら」 これがいつものやり取りだ、僕の悪戯にうどんげは困り顔でわざとらしく溜め息を付いて台所へ引っ込んでいく。 そんな様子を眺め僕はニヤ付いた頬を緩める、何といってもうどんげは可愛い、嫁にしたいくらいだ、というか嫁だ。 こんなに気立てが良くて、卑猥な要求を除けば僕の都合に文句一つ漏らさず、絶世と評してしまってもいいくらい愛想がよい。 他人が聞いたら目を丸くするかもしれないが、僕にとってうどんげは理想の異性であると断言できた。 しかしながらうどんげは先ほど見せた態度から察し得る通り、猥褻な要望に対して一切の許容を認めない節がある。 元々そういう目的で飼っている訳ではないので仕方が無いが、見兼ねた同族の友人が性欲処理用にゆなほやPSDでも買えばいいとカタログ持参で提案してくれたが、 別種のゆっくりと共同生活を送る事になれば人見知りなうどんげに肩身が狭い思いをさせてしまうのではないか、というジレンマからどうも踏み込めずにいた。 (まぁ、こればっかりはね……) 仕切り直して発泡酒を片手にノートパソコンを弄りながら、夕飯が運ばれる前に適当にネットサーフィンを始める。 動画サイトや某掲示板のまとめブログに情報サイトを巡っている途中、とある宣伝に目がいった。 「睾丸マッサージ……ねぇ」 けばけばしい女性がにっこりと微笑んでいるそれは、明らかにそっち目的の広告であったが、 本来の睾丸マッサージは腎機能の回復や腰部痛の緩和の為に行われるもので、発祥地であるタイでは一般的な手技療法である。 発泡酒の最後の一滴を飲み干して、それをジッと見つめていると僕はふと悪巧みを思い浮かべた子供の様な笑顔を作ってコップをテーブルに置いた。 程なくしてお盆に簡単な手料理を乗せたうどんげが居間にやってくると、僕はうどんげに向かって一つの提案を申し出た。 「うどんげ、睾丸マッサージやってくれないか?」 うどんげとPSPと睾丸マッサージ 一瞬ぴくりと身体を止め、うどんげは耳をぴょこぴょこと上下に動かして僕を緋色の瞳でじっと見つめた。 あまりにもストレート過ぎたかと、僕はうどんげ様子に細心の注意を払いつつ顔を引き攣らせて苦笑いしていると意外にもうどんげはすんなりと頷いて了承した。 「わかったげら、おゆうはんをたべおわったらやってあげるげら」 「マジでっ!?」 嫌がるうどんげにこれは健康の為だ、決してやらしい目的じゃないと説得する算段まで立てていたのに、 すんなりと要望が通ってしまった事に僕は驚き、配膳を続けるうどんげの姿を遠巻きに伺う。 十六穀米のご飯とモヤシで水増しした野菜炒めと質素なお味噌汁を丁重にテーブルに乗せ、 お盆を脇に挟んで再び台所へ戻ろうとしたうどんげは何か思い立ったのか僕に向けてこう尋ねた。 「ところでこうがんってなにげら?」 小首を傾げて問い掛けるうどんげ、こんなに話が上手く進むのはおかしいと思っていたが、どうやら彼女は睾丸がどういう物なのか理解していないらしい。 なるべくおどけた雰囲気を演出しつつ、どうにか承諾して貰う為に僕は笑みをもらし親指を立てるとうどんげに言葉を投げる。 「金玉の事だよ!言わせんなよ恥ずかしい!!」 「きんた……っ!!」 言い掛けて慌ててお盆で口元を隠して湯気が立つのではないかと思わせる程に顔を真っ赤にするうどんげ、 良く見れば付け耳までほんのりと朱色に染まっている、その仕草はうどんげの純情さを露にしている。 「なっ、なななっ!なにかんがえてるげら!!」 「その……揉んで貰おうと思いまして、はい……」 「いやげらっ!!そ、そんなばっちぃものさわりたくないげらっ!!」 うどんげの中では悲しい事に人間のぺにぺにさんが汚い物と認識されているらしい、 はっきりと断言されて僕は伏し目がちにうどんげの姿をちらちらと視線を移して伺うも、口元をキュッと結んだ彼女の表情は硬いままだった。 「どうしてもだめ?健康にいいんだよ……」 「だめげらっ!!そんなにやりたいならじぶんでやればいいげらっ!!」 僕の決死の懇願をうどんげは無慈悲に突っぱね返す、それにしたってもう少し柔らかい言い方ってのがあるだろうと、 否応無しに毛嫌いするうどんげに軽い苛立ちを覚えた僕は、お酒の回った事で正常な思考が僅かに失われ掛けていた。 この手だけは使いたくなかったが、と一瞬躊躇した後、僕は仕事用の鞄から小さな箱を取り出すとそれをうどんげに見せ付けた。 「ふふふ……これを見るんだっ!!」 「ぴ、ぴーえすぴーさんげらっ!!」 おおーっと口をぽっかりと開けて眼を輝かせるうどんげ、それもその筈この銀色カラーのPSPはうどんげが熱望してやまない物で 気が早い事に今年のクリスマスプレゼントにはコレをサンタさんから貰うと決め込んでいる程だった。 サンタ如きが可愛いうどんげの感謝の対象になるなど許せんと、僕は期を見計らって贈り物として渡してあげようと考え密かに購入していた物だった。 「も、ものでつろうなんてひきょうげらっ!!」 「クククッ、そんなチャチな手は使わんッ!!」 乱暴に箱からPSPを抜き取ると、僕は改めてPSPをうどんげに掲げて見せた。 メタリックな浅い輝きを放つそれに、うどんげは手をばたばたと上下させぴょんぴょんと僕の周りで跳ねだした。 「うどんげ、俺に睾丸マッサージをすると言ってみろ」 「い、いやげらっ!!」 「ほう……それほど言いたくないのか」 僕はPSPの○ボタンに向けて人差し指を突き立てると、うどんげを一瞥して押し込んだ。 「ぐぉおおおっ!!」 PSPの○ボタンがぐいぐい押し込まれるのに同調して僕は裏声を駆使して悲鳴をあげる。 うどんげの視線にはPSPが悲痛な金切り声を発している様に聴こえ、持っていたお盆を床に落として両手を頬に当て慌てている。 「やめるげらっ!ぴーえすぴーさんをいじめちゃだめげらっ!!」 「何本目に死ぬかな」 続いて△ボタンを押し込む。 「うぉおおおおっ!!!!」 「ぴーえすぴーさんっ!!」 小刻みに揺れる、正確には小刻みに揺らしたPSPを顔面蒼白な表情を浮かべて見守るうどんげ。 「俺を止められるのはうどんげだけだ、うどんげのたった一つの言葉でいいんだ。強制はせん、自分の意志で言うんだ」 「やめるんだうどんげ……奴の言葉に従ってはいけないっ……」 うどんげはおろおろと僕とPSPに視線を交互させて、目尻に涙を浮かべている。 追撃と言わんばかりにノリに乗った僕は声を高らかに宣言すると、人差し指をアナログパットに近付けた。 「よかろうアナログパットをグリグリしてやる 俺は前から微妙な位置にあるそれがゆるせなかった!死ねぇ!」 「わかったげらっ……やるげらっ!」 迫真の演技を前についにうどんげが折れた、スカートの裾をきゅっと掴んで潤んだ瞳で僕を見上げた。 「ん~!?なぁにぃ……きこえんなぁ、その程度で俺の心が動くと思っているのか」 「こ、こうがんまっさーじするげらっ!!だからぴーえすぴーさんをたすけてげらっ!!」 「フ……フフフハハハハッ!!聞いたかPSP!!睾丸マッサージが死ぬほど嫌だと言ったうどんげが!!うどんげの心がわりは恐ろしいのぉ!!」 どこぞの悪役面を前面に押し出して僕は勝利宣言をすると、わなわなと震えているうどんげを横目に身軽な服装に着替えるために居間を抜けた。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「という訳で着替えてきました」 「なまなましいげら……」 上半身は大きめなTシャツに、下半身は黒い短パンを着込んだ姿で再登場した僕にうどんげは開口一番にそう評価した。 短パンの下は何も穿いていない、リトルジョンことぺにぺにさんはまだぶーらぶーらしている状態で、 仮にぺにぺにさんがのーびのーびしてしまったら、豪華なテントがうどんげの円らな瞳の前に曝け出される事になるだろう。 輪郭がくっきりと浮かんでいる下半身を尻目に、眼のやり場に困っているうどんげは視線を外し、 左右の人差し指をくっ付けては離し、これからの事を想像して恥らった様子を見せている。 「どうしてもやらなきゃだめげら?……」 いよいよとなってしり込みしてしまううどんげ、恥を忍んで茶番を演じたというのにこれでは今までの努力が無駄に終わってしまう。 このままではまずい、僕は素早く跳躍すると、滑り込むように正座し、勢いに任せて頭を垂れた、俗に言うジャンピング土下座という奴だ。 「後生だから、一生のお願いだから、どうかどうかお願いしまぁああっす!!この通りッ!!」 「な、なななにどげざしてるげらっ!!もっとひととしてのそんちょうをたいせつにするげらっ!!」 「うぅっ……頼むよぉ……うどんげの手ですーりすーりされると、しあわせーなんだよ!!」 「なさけないとおもわないげら!?おにーさんいまゆっくりにどげざしてるげらよっ!!はずかしいとかかんじないげら!?」 「うどんげがッ!マッサージしてくれるまでッ!僕は土下座するのをやめないッ!!」 自尊心の全てをかなぐり捨て一心不乱に頭を下げ続ける、それに心を打たれた――訳でもなく、 完全に呆れ返ったうどんげは、わかったげら、わかったからあたまをあげるげらっ、と言って僕の頭をバンバンと叩いて矯正した。 僕は夢枕に立った御仏を拝むが如くうどんげの手を握って感謝の意を伝えると、調子良くくるりと身を翻して床に仰向けになった。 その様を見てうどんげは気の抜けた顔をして、両耳を垂れさせる。 「…………」 軽い沈黙の後、うどんげは意を決して横になった僕に近付くと、短パンから垣間見えるテントさんを視界に入れないように首を外に向けたまま、 白く透き通った小さな右手を僕のふとももに添え、短パンの奥へと進みゆっくりと肌を撫でていく。 緊張感から鼓動が早まり、研ぎ澄まされた神経はうどんげの荒い息遣いを察知した。 顔を僅かに動かしてうどんげを見ると頬を瞳と同じくらいの灼熱色に染めて、空いた左手を自身の胸元に押し付けていた。 這う様にうどんげの手が僕の陰部に迫る、もう少し、もう少しで、というところで僕は不本意にも声を上げてしまった。 「あっ……」 「ま、まださわってないげらっ!!」 バッと手を引っ込めてふるふると首を振り、湿った唇を上下で重ね合わせてそっぽを向くうどんげ、眼はとろんと湿りを帯び、明後日の方向を見つめている。 再び警戒心を強めたうどんげに、僕はこれがただのマッサージであると上っ面だけの名目を改めて認識させる。 「う、うどんげ。これは手技療法だからね!別にやらしい目的じゃないからね!あくまで健康の――」 「わかってるげら!!それいじょういわなくていいげらっ!!」 再度うどんげの手が僕の毛深いふとももをなぞり始める、緩やかな速度で大腿骨を抜け恥骨を巡り、そして――。 「おおっ……」 無意識、本当に無意識に僕は感嘆の声を漏らしてしまった、その声に感化される様に俯き瞼を閉じるうどんげ、頬の色付きが更に濃くなる。 うどんげの覚束ない手付きが、僕のぺにぺに袋さんを撫で回す、柔らかい刺激が全身を駆け巡り ぺにぺにさんが「ゆっきゅりおきりゅよ!!」と嬉しそうに声を上げてのーびのーびし始めた。 徐々に硬度を増していくぺにぺにさんに連動して、うどんげは顔をカァーッと朱色を燃え上がらせ羞恥心から唇を強く噛んだ。 「も、もうちょっと激しくお願いっ……」 「っ……!?」 うどんげは僕の言葉に返事をしなくなっていたが、こくりと一度だけ頷いて右手の握力をきゅっと絞った。新たに伝わるうどんげの感触が僕を絶頂へ誘う。 刺激云々も然ることながら何よりもあれだけ愛情を注いだうどんげが、僕の一物を握っているというシチュエーションに感情の全てが舞い上がり、 精力増強剤でも使ったのではないかと思える程に揺さ振られ大きく勃起するぺにぺにさん、短パンの布をはち切らんばかりに膨れ上がり、巨大なテントをそこに聳え立たせた。 (見せたい、無垢で穢れを知らないうどんげに見せ付けたい……) 自身でもこんな性癖が隠れているとは思ってもみなかった露出の欲求が悦びに悶える脳を刺激する、正常とは到底言えない思考が言葉を走らせる。 「うどんげ、ちょっと……こっち見てみ」 呼び掛けると、うどんげはちらりと横目でこちらを見つめた。 納期を終え見事に建設されたバベルの塔が自己の存在感をアピールする様に屹立している。 はっきりと視界にそれを捉えてしまったうどんげは、大きく眼を見開いて数秒間まじまじと眺めてしまった。 やっとそれがどういう物なのか理解したうどんげは遅ればせながら視線を逸らし、ぺにぺにさんを握った右手を引っこ抜いてしまった。 突然と刺激の波が止まり、欲求の矛先を失った僕は慌てて上半身を起こした。 「あうっ……ま、待って!!ここで終わりは殺生すぎる、生殺しだけは勘弁ッ!!」 荒い息遣いをしたうどんげはただ首を左右に振って拒否し、滑らかな淡い紫色の髪を揺らすだけ。 辛抱できなくなった僕は、欲望に抗う事が出来ずうどんげを押し倒してしまった。 肩を両手で押さえ付け、四つん這いになる形で乗り上げる。 「ちょっとくらい……いいよな?僕はうどんげの事が大好きなんだよ、ほんとに好きなんだ……」 「いやっ……いやげらっ……もうやめてげらっ!!」 うどんげの制服に手を掛けた時、僕の視界に映った彼女が全身を恐怖で小刻みに震わせ、頬を涙が伝い、冷え切った視線をぶつけているのに気付き、 みるみる血の気が引いていった、一時の感情に流されてなんて酷い事をしてしまったんだ、と信頼関係の全てをぶち壊してしまった事実に、 犯した罪の重さを実感した僕はよろよろと立ち上がると、洋服をしまった箪笥の前に歩み寄った。 「お、おにーさん……?」 急に動きがおかしくなった僕をうどんげが心配と不安の両方の気持ちを込めて見つめる。 僕は箪笥の角の部分目掛けて視線を下ろすと、頭部を勢い良く振り下ろし激しく打ち付ける、ガァンッ――と衝撃音が辺りを包む。 「なにやってるげらっ!!」 何度も何度も何度も打ち付ける、額から血が溢れ出しフローリングに血飛沫が舞う。 唐突な凶行にうどんげは慌てて乱れた服装を整えるのも忘れて僕の背後に駆け寄ると、それらの行為を止めさせようと短パンを後ろから引っ張った。 「どうしちゃったげらっ!!おにーさんしょうきにもどってげらぁっ!!」 ひっくひっくと泣いて裾を引っ張るうどんげに、僕はようやく頭をぶつけるのを止めると振り返った。 酷い泣き顔でポロポロと涙を流した姿を見て、僕は膝を折ってうどんげの視線に合わせるとまず謝罪をした。 「ごめん……うどんげに酷い事しちゃったんだ、おにーさんは最低な人間だよ……」 「いいげらっ!!ゆるじであげるからっ……もうあたまさんをいじめちゃだめげらぁっ!!おにーざんしんじゃうげらぁっ!!」 伏し目がちに僕は謝り続け、うどんげはぽたぽたと血が滴る額を擦って救急箱を取って来ると言って遽しく走っていった。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「これでいいげら、でもあとでおいしゃさんにみてもらったほうがいいげら」 僕の頭部を包帯で丁寧に巻きつけたうどんげはニッコリと微笑んで頷いた。 うどんげに合わせる顔がない僕は押し黙ったまま俯いていると、それを察した彼女がおどけた表情を作って見せた。 このままうどんげの好意に甘えるのは善くないと、僕は誠意を見せる為に改めて頭を下げた。 「本当にごめんっ……もうあんな事絶対にしない……だから、だから……」 「だいじょうぶげら、うどんげもわるかったげら、おにーさんがそーいうよっきゅうがつよいのしってたのに、がまんさせちゃったげら」 ぺたぺたと歩み寄り僕の太ももに足を掛けたうどんげは、息が吹きかかる程に顔を近付け困った様に微笑んで見せた。 「こんどからすこしくらいだったら、そ、その……てつだってあげるげら…… だからね、だから、おにーさんじぶんをせめちゃだめげら」 その慈悲深い言葉を聞いて、僕は胸の奥から熱い感情が沸きあがるのを感じた。 この子だけは何があっても守ってみせる、絶対に悲しい思いはさせるものか、うどんげを飼うと決めたあの日の誓いを胸に呼び起こし、 緩んだ涙腺から雫が落ちそうになったのを隠すために両手で瞼を擦った。 「ところでおにーさん……ぴ、ぴーえすぴーさんのことだけどげら……」 「えっ、あぁ、そうだった。はいっ、僕からのプレゼントだよ」 すっかり存在を忘れていたPSPを僕はうどんげに手渡しすると、眼を輝かせてうどんげは表情を緩めた。 「ありがとうおにーさん、うどんげぴーえすぴーさんたいせつにするげらっ!」 PSPの収納された箱ごときゅっと胸に抱きしめて嬉しそうにその辺をくるくる回って喜びを表現するうどんげ。 「おにーさん、いまからやってみてもいいげら?」 「構わないよ」 箱を開けPSPを取り出すとうどんげは電源を入れた、至福の瞬間を堪能しているかに見えたが、どうも様子がおかしい。 うどんげは一度だけ僕の方を向き直り、再びPSPの小さな液晶に注目する。 「…………」 暫く様子を見守っているとうどんげは再度こちらを見て不可解に眼を細めている。 「どうしたの?」 「かせっとさんがないげら」 「あぁ……買い忘れてたわ……」 PSPはUMD媒体のソフトがないとゲームをする事が出来ない、本体を買ったのに肝心のそれを忘れていてはどうしようもない。 うどんげと僕は視線を重ねて、僕はぼりぼりと後頭部を掻き毟ると人差し指を立てて解決策を申し出た。 「今から買いに行こっか?」 「いくげらっ!!おにーさんだいすきげらっ!!」 腕に飛び込んで無垢な笑顔をこちらに向けるうどんげ、すっかり冷めてしまった夕飯を食べ終えた後、 僕とうどんげは二人で手を繋いで夜の街を、ゲームショップ目指して歩き始めた。 END あとがき 本作品はHENTAI系SSを一度描いてみたいなぁ、という思いから取り掛かったものです。 どうしてもうどんげに酷い目に遭わせたくなかったので寸止めで終わりになりましたが もっと濃いのを期待していた方には申し訳ないです……うどんげ愛で派な自分にはこれが精一杯でして…… 最後までお付き合い頂きありがとうございました!最大級の感謝です!! 今まで書いたもの: anko2310 殺ゆん鬼 anko2270 超弩級饅頭ゆっくり赤れいむ anko2242 ゆっくりのお家を蹂躙してみよう anko2218,anko2219 ゆっくり爆発していってね 前編・後編 anko2166 ゆっくり虐殺お兄さんの休日 anko2155 いつか見た赤染め姉妹たちの憧憬 anko2125 ゆっくりおうちせんげんの末路 anko2103 ゆっくり熟年離婚 書いた人:おおかみねこあき
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永遠亭ボス 永遠亭ボス道中イナバ(メガマリ) オーバーロード ボス輝夜 道中 イナバ(メガマリ) アナライザー ボス? イベ? HP???? (備考) お供はイナバ(兎 強)のほかに、イナバ(人 弱)、妖精メイド、毛玉スーパーなどがランダムで登場。 真っ向から戦うと高威力のレールガン3連射であっという間に皆殺しにされる難敵。 だが、実は攻撃手段がレールガンとマイクロミサイルしかないため、鈴仙のインフレアドムーンで射撃無効化することで完全に封殺することが可能。 この場合、むしろ取り巻きのジャンピングフラッシュや太陽光線が事故要因となるため、そちらを速攻で始末することが重要。 ちなみにアイテムは万能鍵があれば無視して入手可能。 オーバーロード アナライザー ボス8 イベ4 HP20664 (備考) 爪での2回攻撃、1ターン溜めのスターストライクで攻撃してくる。 前衛に天子をおいて無念夢想や盾で爪攻撃を凌ぎ、攻撃をかけていく。 スターストライクは高威力で死人が出かねないが、溜めに入ったのを見て、 次ターンに全員で盾で防御すれば、生存率を高める事が可能。 蘇生のための回復役が二人いれば(片方がやられてもフォローするため)、安定して勝つ事ができる。 ボス 輝夜 ステータス ボス イベ HP 装備補正 特殊 ドロップ ?? ?? ???? 防御15 毎ターンHP999自動回復「咲夜の世界」発動中に行動可能 ダイヤモンド(30%) ?? ?? ???? 使用アビリティ アビリティ 範囲 属性 特性 追加効果 備考 複数回行動 ファイヤーバリア 自身遠・単 熱 無 接触攻撃を回避反撃で熱ダメージ 最初の3ターン間のみ速攻でHP75%以下にすればファイヤーバリア不使用になる - 投げる 近・単 打撃 接触 スタン50% 命中85% 3回行動 レーザー 遠・単 射撃 機械レーザー術 - ビルドアップ 味方・単 - 魔法術 腕力アップ 電子光線 遠・単 射撃天 機械レーザー - 2回行動 レールガン 遠・直線 射撃 射機械 - マイクロミサイル 敵全体 射撃 射機械 - 命中85% 1回行動 レーザードライブ 前衛全体 射撃 機械レーザー術 - 新難題「金閣寺の一枚天井」 遠・範囲 打撃射撃 射符 - HP50%以下で使用 属性耐性 斬撃 打撃 射撃 衝撃 熱 冷 天 地 - - - ○(+20) - - - - 特性耐性 接触攻撃 術 符 水 音 射 地上攻撃 レーザー 無 精神攻撃 吸収 魔法 妖術 神法 機械 - - - - - - - ○(+50) - - - - - - - 状態異常耐性 スタン 毒 麻痺 暗闇 呪い 発狂 気絶 × ○ ○ ○ ○ × ○ 最初の3ターンは硬い&ファイアーバリアで接触攻撃無効なので、攻撃は捨ててパーティ強化にあてると良い。 攻撃に射特性が多いので、鈴仙がインフレアドムーンを覚えているとかなり楽になる。金閣寺も無効化可能。 また、スタンが通るので、敏捷性の高いキャラで蔦連打や、封魔針を使わせるのも有効。 戦闘で負けても全滅にはならず、何度でも再挑戦が可能。 なお、妹紅が戦闘に参加している場合、妹紅のHPが0になると会話イベントが発生し、「フェニックス再誕」を習得して復活する。 妹紅は基本的に遠距離攻撃ばかりなので、恐らく最も簡単なHP0にする方法は、最初の3ターンのうちに魔女の箒(図書館宝箱)でジャンピングフラッシュし、反射ダメージをわざと食らうこと。 ちなみにこのイベントを発生させた場合は、輝夜に負けるとゲームオーバーとなる。
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鈴仙・優曇華院・イナバ 狂気の月の兎 VIPスレ的キャラ攻略 通常技打撃にクセがあるものが多い具体的に言うと6Aのスーパーうどんげパンチ、溜3Aのスーパーうどんげキック、J2Aの消えるかかと落としなど 固め能力に定評がある抜けるポイントを把握できないとなかなかキツイ。ガードしてるだけでは座薬でモリモリ削られる 射撃スキルは豊富且つなかなか強力なものが多い。画面制圧、遅さを利用した同時攻撃にと便利なリップル 基本的に優秀なマインドエクスプロージョン レベルを上げればレーザーの速射性もかなり便利 毒ガスやカード破壊、ドーピングなど変なスペカが多いさらにレッドフィールドを画面全体に放つインフレアドムーンなど 効果は特殊だがどれもそこそこ強力 直接攻撃系スペカはどれもクセが少なく使いやすい。その分威力は若干控えめ ダッシュで消えて相手をすり抜けれるうどんげだけが出来る技で使いこなせればなかなか便利。使われるとうっとおしい ばぐんげって言わないでください!!!111 特徴産業 無敵がないため、切り替えし手段に乏しい 打撃スキルがないため、射撃をキャンセルできるものが射撃しかない メインでガンガン振っていけるスキルが少ない 挙動とかまとめ DA ぶいーん 上から振り下ろすように謎の光でビンタ。 すべるように動き、上にも比較的広範囲な判定をもつ主力技。 DA→エクスは最速で出せると便利。めり込んで当てると連ガ(だった気がする 有効でない相手もいるので見極めつつ使うといい。 DA結界安定だが、されたときは一つ割ってやったと思えばおk。 DA→エクスは最速で出せると便利。 中央だとディレイ入れることで連ガにできるので微ディレイかける方がオススメ DC 助走してとび蹴りをきめる。 残像でスライディングのモーションを出すが効果があるのかは不明。 これからLREを放つかつてのガンダーラは覚えておくといいかもしれない。 特に際立った技でもなく、ガードされるとよくないので振りすぎ注意。 遠6A いわずと知れたスーパーうどんげパンチ。 熟練した相手には通用しないこともあるが、飛んでくるかもしれないというプレッシャーは脅威。 練習しといて損はない。 JA ライダーキック。 持続も判定もたいしたことはない普通のとび蹴り。 尻で当てたらラッキー拾えないけど。 J2A 消えるダブルかかと落とし。自分より少し前の位置に判定が出る変な打撃。 うまく使えばめくることが出来る。下をくぐろうとする相手を引っ掛けたりも出来る。 消えるので視覚的にもうっとおしい。 割とどこでもスペカにつなげれる。 でも判定は普通なので振りすぎに注意。例によって鉄壁スカート。 裏当てをガードされた場合暴れが通る 注意。 J6A ぶいーん。 前方に謎の光を放って攻撃する、空中戦とグレイズ狩りの要。 だすとうどんげがちょっと後退する。 発生がやや遅いが強力な判定を持つので結構頼れる。置いておく感じで。 44 J6Aができるとかなり便利。 J8A なおるよ! かつてオワタ四天王の名を返上した技。 上方向に非常に強力な判定を持つ。真下から攻めれば袖だって怖くない。 J8AからのLREは鉄板。 横にはあまり届かないので注意。 2A 逆水平チョップ。 いわゆる小足的な感じで固めのアクセントにどうぞ。 B射 中距離における主力。発生、初速こそ速いがだんだん減速していくので注意。最後には消える。 減速した弾が画面に残り相手が引っかかることがあるので減速も悪くはない。 強度は低く、弾幕に対する貫通力は低いので注意。 溜めると連射する。 C射 遅延信管式座薬弾。弾速が早く、強度もそこそこ。 ある程度の距離を飛ぶと炸裂して前方に小さな爆風を飛ばす。 溜めるとバラージ弾になり、扇型に大量にばら撒く。 前方はほぼカバーできる広範囲攻撃でなかなか便利。 2C 他の方向キーと組み合わせても発射方向が変わるだけのB,C射のなかでこれだけ挙動が違う。 しゃがみ姿勢から相手の足元めがけてレーザーを発射。 うどんげのしゃがみは低く、攻撃をすかせることも多い。当てるとダウンを奪える上、発生も早くなかなか面白い。 スキルたち 初期 236+BorC:マインドエクスプロージョン うどんげの主砲。何かに接触すると爆発し、精神波を撒き散らす座薬ミサイルを発射する。若干のホーミング性があり、弾速は初速こそ遅いものの徐々に加速していく。 相殺強度がそこそこ高く、もし貫通できなくても爆風で相手の弾幕をかき消す。 爆風によるヒットストップが強力で固めに大活躍。霊力削り、ダメージも申し分ない性能。これを当てることでうどんげの固めが開始されると言っても過言ではない。 Cで撃つと斜め上に発射し、かなり高い位置の相手にも届く。この撃ち分けは地味に重要だったりする。 Lvアップで威力とともに爆風の範囲と時間も強化される。デッキの空きにどうぞ。 623+BorC:フィールドウルトラレッド 緋想天時代からの微妙スキルの筆頭。赤いフィールドを展開し、相手が接触しているとうどんげに射撃が当たらなくなる。 動き回る相手にはほぼ無力といっても過言ではない。Lvアップで時間延長、Lv4を置いておくとそれなりにウザいがそこまでする価値があるかは疑問。 自分だけ中に逃げ込んでも無意味なので注意。Bだと自分の周り、Cだと相手の周りに設置する。 よくエクスプロージョンのかわりに暴発し、うどんげに地獄を見せてくれる。 214+BorC:イリュージョナリーブラスト 目からレーザーを発射する、レーザー系スキル。発生はあまり早くないので差し込めないことも多々。 Bは真横、Cは斜め上から上空をなぎ払うように撃つ。 真価を発揮するのはLv1からで、発生が目に見えて加速し、Lv3、Lv4では範囲がかなり広がる。隙を見たら差し込んで圧力をかけていける。 疎雨時に強襲するのは常套手段。 2枚くらい積んどいて速射だけでもかなり便利。もちろん4枚積んでもいい。 実はガードさせると近A、2A、遠A、3Aが連ガになる。 22+BorC:ディスビリーフアスペクト 分身攻撃。うどんげが増える。 今居る位置から斜め後ろに分身を出すか、今居る位置に分身を出し斜め後ろに自分が飛ぶ。 分身はそこからB射のような弾丸を発射する。 こっち動くまであいてにはどっちが分身か判断することは不可能。ただし隙は大きいので普通につぶされる。 起き攻めのアクセントにどうぞ。残像だ。 固めに混ぜるとチキガした弾丸を遠Aで狩れたり前に走ったのを狩れたりとかなり強い。 書き換え236系 マインドベンディング 初速と爆風の範囲を強化した座薬弾。一定距離を飛ぶか何かに接触すると爆発して精神波を撒き散らす。 空中可能だが、ダメージはエクスプロージョンに劣る。レベルが低いと爆風の範囲が狭く、カス当たりしやすい。 本体を当てても微々たるダメージしかでないうえ、本体だけ当たって爆風は当たらないこともままある。 固めには使いにくく、さらに端に届かないので遠距離での牽制射撃にも使えない。 うどんげの得意分野である固めを捨て、中距離からのグレイズ狩りにスタイルが変わる。突撃、固めだけがうどんげではないことを教えてやれ! 空中可能を活かした空中戦のお供にもどうぞ。 マインドドロッピング 空中に弾丸を発射、空中で炸裂し地上に弾丸の雨を降らせる、クラスター爆弾座薬。ホールドで炸裂タイミングを操れる。 緋想天時代はうどんげ最強のピーキーさを持つ切り札の弾だったが今は見る影もない。 炸裂するまでは判定がなく、これに書き換えるとうどんげは中距離、近距離での直接攻撃手段を大幅に削ることになってしまう。 同時攻撃や、遠距離での牽制には使えないこともないが、攻撃力を大幅に削り、固めにもまったく使えない、なかなか困ったスキル。 書き換え214系 リップルビジョン 強力な空間制圧能力を持つリップルレーザー。強度が高く、ある程度盾になる良スキル。 空中発射可能。溜めると威力と強度が増す。弾速の遅さを利用した同時攻撃が可能。 威力もそこそこ高く、飛び込んでくる相手を迎撃したりするとかなり食らう。 レベル4になると、すさまじい残像を出しながら飛び、残像にも判定があるため性質が悪い。 アイサイトクリーニング 産廃。だれか使い方を教えてください。 書き換え263系 フィールドウルトラバイオレット 通称紫フィールド。ウルトラレッドと同じ挙動で紫色のフィールドを展開する。 フィールドに相手が触れるとうどんげが増える。通常攻撃をトレースするので分身でめくったりできて面白い。 起き攻めにそこそこ便利。書き換えてまで有効利用しようとする人はあんまり居ない。 アンダーセンスブレイク 通称USB。上半身無敵の射撃攻撃で、不安定ながらうどんげ唯一の切り返しスキル。 自分の周りを狂気の眼光で攻撃する。射撃扱いのため、グレイズできる上、相殺強度は皆無。 ウルトラレッドの暴発に備えて積む人も居るが硬直はこっちのほうが長いので注意。 レベルマックスでグレイズが付加される 書き換え22系 ディスオーダーアイ うどんげを分身させて体当たり攻撃。Bだと左右、Cだと斜め4方向、レベルマックスで全方位攻撃。空中可。 分身は展開したあともとの位置に戻り、行きは射撃、戻りは打撃という変わった判定。 知らないひとは引っかかるし、知ってる人もなれないうちは引っかかる。 分身中は完全無敵だが、発生が遅いので切り返しには厳しい。 さらに終了後に膨大な隙をさらすのでご利用は計画的に。 アキュラースペクトル 移動技。うどんげが大量に分身、その中のどれかひとつに移動する。レベルアップで空中可。 移動を利用しためくりや回避など、使いこなせればそれなりの効果を発揮する。 使いこなせないと完全にどうしようもない。要練習。 スペカとか ルナティックレッドアイズ 全5コス中最低クラスの威力を誇る。無敵時間、霊力磨耗も一切ないうどんげの切り札。 その最大の特徴は空中可と発生の早さと汎用性。繋がる場面が異様に多い。 AAAAを筆頭にJ2A、J8A、端付近でのJ6A、B射ヒット確認からも繋がる。 さらに画面端DCからの旧ガンダーラ、画面端でのCレーザーetc...とにかく何か当てたら3K強持っていく。 発生の速さを活かしたぶっぱ性能も高く、うかつに撃った牽制射撃をかき消して狂気の波動が弾幕もろとも相手を蹂躙する。 ガードされてもかなり削るので体力が減ってきた相手には結構なプレッシャーになる。グレイズは勘弁な! ただし空中固めに混ぜて使うと飛翔で逃げ切れずに引っかかったりする。 範囲もそこそこ広く、バックステップで抜けようとすると端のほうで巻き込まれることもしばしば。 相手の霊力3以下なら2C エクス LREが連ガ確割り 露骨な2Aから狙おう 結界されたら泣け。 ルナティックブラスト 唯一の4コス。強化版イリュージョナリーブラスト。 極太のレーザーで斜め上を焼き尽くす。うどんげのスペルの中では威力も高めの地対空の切り札。 発生がそこそこ早く、6Bヒット確認からつなげることができるので6Bをばら撒いておくといい感じの圧力になる。 上空に向かって撃つので、空中で霊力が減った相手に撃つと割れることもしばしば。 クラウンビジョン 良くも悪くも普通の攻撃。3コスで強化リップルを前方に10連射する。 威力はそこそこ、距離次第ではB射ヒット確認から繋げる他、J2AやAAAAからの中央での火力アップのお供。 あとは端固めの割りに使ったり、使い道はさまざま。 緋想天初期時代からうどんげスペルの優等生。 マインドスターマイン 1.10における最大の被害者。全方位、そこそこ高範囲に精神爆弾を撒き散らす。 爆風がしばらく残り、爆風は磨耗するため巻き込まれた相手は防御せざるを得ない。 一度発射してしまえばうどんげが転んでも爆風が残るため、相打ちでも有利。 しかし、発生が絶望的に遅く、ぶっぱしたら見てから余裕でつぶされるので注意。コンボにも使えない。 昔はぶっぱ性能は全スペル中屈指の性能だったが今は見る影もない。一応起き攻めでは今も使える。 ちなみにうどんげ唯一の磨耗射撃(だった気がする)。 ディスカーダー 高速弾で相手を撃ち抜くカード破壊スペル。ついでに精神汚染効果付き。 命中するとカードが二枚破壊され、10秒間カードとスキルが使えなくなるため、かなり有利に戦える。 弾丸はダメージは低いものの発生、弾速ともにかなり早く、射撃に差し込んだりも出来る(博打だけど)。 B射ヒット確認から余裕でつなげるので覚えておくと便利。 ちなみに2HIT分判定があり霊球を二つ削れるが、2HIT目にカード破壊+混乱効果があるので、霊球が一個以上ある相手をこれで割ってもカード破壊+混乱は出来ないので注意。 国士無双の薬 ドーピング。攻撃と防御が永続的に少し上がる。重ねがけも出来る。 4個目を使うとうどんげが爆発し、効果が終了する。 効果は一枚目が最も高く、それ以降は身代わり人形のほうが効率がいい。 身代わり人形や制御棒と組み合わせてドーピングするといい感じ。 爆破はすさまじい威力を誇るがロマンの域を出ない。 エックスウェイブ USB+フィールドウルトラバイオレット。地味に威力も高い。 命中するとうどんげが3匹に分裂して見えるようになる。文字通り弾幕を展開する溜めBや溜めC、どっから飛んでくるかわからないスーパーうどんげパンチなど面白い挙動が出来る。ちなみにB射を連打するだけで魔方陣が出る。ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ!! USBと同じく一応上半身無敵はあるが無敵を過信しないように。 瓦斯織物の玉 毒ガスを散布する特殊スペル。使うとうどんげが地面に瓶のようなものを叩きつけ、ガスを発生させる。 ガスは下のほうにたまり相手の体力をじわじわと削る。ハイジャンプくらいの高さまではダメージが入る。 ダメージ量は全部丸々当てて1200ほど。根性補正を考えるとある程度体力を削った相手により有効。 嫌がって上空に逃げた相手を対空レーザーで打ち落としたり、なおるよで叩き落したりと、立ち回りも考えると面白い。 意地張って地面に居座られればそれはそれで美味しいし、地上なら相手の攻撃をガードしてるだけでうまい。 体力が少ない相手には精神的にもダメージを与えれる(と思う)。完全に効果がないことは稀なので天候操作にもオススメ。 インフレアドムーン 画面全体にフィールドウルトラレッドを発動させるこれまた変わったスペル。効果は8秒。 効果時間中はうどんげに射撃が当たらなくなり、なにもしていない間はうどんげが消える。但し影はちゃんと見える。 フィールド制圧系のスペル(サテライトヒマワリや遊泳弾など)は完全に無効化し、さらにはMPPも無力化。 発生もそこそこ早いので地上にさえ居れば見てからロイヤルフレア等をかわせる。 もちろんおもむろに使って立ち回りを有利にすることも出来る。発動中はダメージを受けても残るので安心。 2コスなので天候操作にも便利。全スペル中屈指の面白さ(だと思う)。 カローラビジョン 強化リップル。普通の射撃。空中可能なので空中コンボのお供に。 1コスで軽さ相当な性能。 ある程度盾になるゆっくりな射撃なので1コスでの天候操作ならディモチよりはいい。 AAAAやH6Aから連ガになり有利Fを活かして遠Aで攻め継続できる。 ディモチベイション 至近距離で狂気の視線を浴びせて精神にダメージを与えるスペル。 当てるとカードを一枚破壊し、5秒間スペルとスキルの使用を封じる。ダメージはかなり低い。 射程は横には短いが実は意外に縦に広い。上から打撃で飛び込んできた相手を迎撃できるが博打。 また、発生が異常に早いので射撃に差し込んだりも出来るが博打。 とりあえずコンボの〆にはそこそこ便利。 カード破壊系は構えるだけで相手が破壊されたくない強力なスペルを引っ込めることがあるので符力十分な相手には構えるだけで効果がある(ことがある)。 ディモチベイションで吹き飛んだ相手にディスカーダーを叩き込むカッコいいコンボがある。 ちなみに生当てをカウンターヒットさせると相手は斜め上に、「マインドドロッピングの射線上」に吹き飛ぶ。が、今は活かせない。 これさえ覚えれば他にいらないコンボ! これさえ覚えれば他の場面でも応用が効くよ これさえ覚えればあのライバルとも差をつけれるよ これさえ覚えればなんとかなる! 端 AAAA エクス J6A 簡単かつダメージも取れてカード宣言してもmk-3でSUPで択をかけれるという猶予時間が長い優秀なコンボ。 AAA エクス エクス 火力を求めるならこっち レベル上げたエクスの恩恵を受けやすいコンボでレベルMAXになると3k出る。 JA J6A JC 44 J6A J8A使うよりJ6A使った方が安定すると自分は思う。J8Aで〆ると一つだけ天候が流れてJ6Aで〆ると二つ天候が流れる 使い分けよう。 J8A HJC お手軽魔方陣。CHした場合も確認してディレイをかけきっちりHJC入れてやろう。 端以外 AAA 6B(2) JA J2B 66 JA J8A JB(JC) 最後の〆は安定を求めるならJB 火力を求めるならJC。 AAAA DA ダイアモンドダストの時は早くダウンを奪えるこっちの方がいい。最後のDAで〆た後にCディスビでキャンセルして起き攻めできる。 遠A B J2B JA J2B JA J6A JB 端に向けてのコンボ。小さいキャラだと難しいが端でもできる。端から遠くて〆れない場合は適当にJAやJ2Aでヒットストップを切って攻め継続するのがオススメ。 DA エクス J2A(J6A) 大安定コンボ。こっちは天候が二つ流れる。 DA エクス JB 66 JA J8A ↑のより火力が伸びるコンボ。こっちは一つだけ天候が流れる。 JA JB 66 J8A JB 44 J6A JAを当てた高度が高い場合はこっち。起き攻めで距離が離れていたら上慣性つけた飛翔でJ2Aを置いとこう。 JA J8A ディレイJB 66 JA J8A JC JAを当てた高度が低い場合はこっち。〆た後に飛翔で降りればカード宣言する余裕ができる。
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285 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/12/17(日) 18 51 59 [ X6..XBoY ] 本来、こういういぢめ方を探求するスレだったと思ったが… ひょんな事からうどんげと睨めっこをすることになった うどんげは終始軽く目を見開いて俺を幻視させようと必死だが、異性に見つめられて照れているのか顔が赤い そんなうどんげが可愛くて、ちょっぴりいたづらしていぢめたくなった まずは無言・無表情で徐々にうどんげとの顔の距離を詰めてみる。 顔がだんだん近付いてくることに気付いたうどんげは、徐々に呼吸の数が少なくなる で、とうとう鼻先が触れるか触れないかという微妙な距離で、うどんげがゆっくりと鼻で息をしていることに気付く さて、どこまで耐えられるのかなと内心ニヤニヤしながら、次はゆっくりとうどんげの両肩に手を置いてみる 態度には表れていないが、うどんげは内心かなり慌てている様子。ついに動揺を隠せなくなったのか、スカートの裾を掴み始める さて、ここで軽く指先に力を入れて、うどんげの肩を引き寄せるフリをしたらどうなるか 就寝前にこの出来事を思い出して心臓バクバクになり、朝方まで寝付けずに翌日不眠症と対俺恐怖症になるうどんげをいぢっていぢめたい 日本語グダグダになって済まん
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『アーマードうどんげ4 終幕』 43KB 二次創作 戦闘 群れ 希少種 独自設定 長いかな?短いかな? 初めましての方は初めまして 他作を見てくださった方はありがとうございます。 投稿者の九郎です。 この物語はこれでひとまず終幕です。 前書きで済みませんがお付き合いくださった方 ありがとうございました。 ―――――――――――― それは、郷愁の念だろうか。 闇色に染まる世界に浮かぶ僅かな光。 手の届かない場所で瞬き、眺めているといつかは消えてしまう。 それはまるで多くの願いの込められた流れ星のように。 ―――行かないで。 その光は確かな希望だった。 一筋の光を誰もが求め、たどり着けぬと知っていながら歩んでゆく道。 ―――置いて、行かないで。 自分からは見えているのに。 向こうから見えているはずなのに。 立ち上がろうとして足がないことに気付く。 手を伸ばそうとして腕がないことに気付く。 声を出そうとして口がないことに気付く。 そして、その光を見る目が半分しかないことに気付く。 何故、自分はここにいるのだろう。 見ることしか叶わない光の世界。 ―――羨ましかった。 ここには何も無いし、自分には何も無い。 だが、その光を見ていることはなんとなく好きだった。 ―――妬ましかった。 光はあまりに儚かった。 個々の光は生まれては消えていった。一点の闇も知ることなく。 ―――恨めしかった。 光の中から闇は見えていなかった。 恐らく更なる眩い光を見ていたから。 ―――憎みきれなかった。 世界にいる誰もが、手の届かぬ星を見て生きていたから。 そう、その光は、確かに自分も照らしてくれていたから。 正直に言うと、私は―――『し□□く□ど□□ったのだ』 ――――某日、某時刻、研究所、培養槽―――― 目が覚める。 はっきりしない意識で目だけを動かした。 ―――ここは? 視界はオレンジ色一色だった。 全く動けない空間で、自分は浮いている。 目の前で何かが動いた。 それは赤だろうか、白だろうか。それとも他の色か。 オレンジに塗りつぶされた世界に色の概念はなかった。 黒だけは、辛うじて判別がつく。 何もすることがなかった。 しばらくの間ぼんやりと目の前の動くものを見ていたが 何だか分からないそれを見ていても楽しいものではない。 ―――そうだ、もう一度目を閉じてしまおう。 何もしたくなかった。 どうせ何も出来ないのだから。 しかし眠ることだけは出来そうだ。 目を閉じると、闇色の世界に包まれる。 落ち着かない。 落ち着かないが……しばらくすると、眠りに落ちていくのが自覚できた。 ―――――――――――― 気がついたら、自分には手足があった。 足を交互に前に出してみた。 自分は歩いていた。 腕を前に伸ばしてみた。 その手で、欲しい物を掴み取ることが出来た。 だけど、目だけは戻らなかった。 あんなに好きだった、光を見失ってしまった。 今なら、手を伸ばすことも出来るのに。 歩いていくことも出来るのに。 闇色に染まる世界。 手を伸ばしても掴み取るものがなかった。 そう自覚した時、腕がなくなったような気がした。 地面なんて本当にあるのだろうか? そう錯覚した時、足がなくなったような気がした。 あくまで、そんな気がしただけ。 現に、自分はこうして歩いている。 何かが手に触れる感触もある。 何かにぶつかった。 思い切り殴り飛ばした。 何かにぶつかった。 思い切り蹴り飛ばした。 ―――もう一度、あの光が見たい。 足の感覚は殆ど残っていなかったが、幸いなことにまだ歩ける。 腕の感覚は完全になくなっていたが、障害物をどけるのに腕は必要なかった。 歩くほどに時間は停滞してゆく。 だが、決して止まることはなかった。 前に進んでいるという自覚だけは残っていた。 ―――もう一度、あの光が見たい。 だけど、その光が何であったかを忘れてしまった。 もしかしたらもう二度と見れないのかもしれない。 だが、歩き続けた。 見つかるとは限らないが、歩かなければ見つかるはずが無いから。 ―――もう一度、あの光が見たい。 歩くことさえ億劫になってきた。 恐らく、今転んだら二度と起き上がれないだろう。 いつ転んでもおかしくなかった。 もう幾許の時間も残されていないのかもしれない。 感覚が無いはずの脚に痛みが走る。 だが、歩みは止まらない。 歩くのをやめたら、闇の中に沈んでしまう。 ここはそういう場所だ。 根拠もなくそう思う。 ―――本当か? ―――本当にこのまま歩き続けるべきなのか? 自問に対する答えは無い。 歩き続けるのが怖い。 歩みを止めるのも怖い。 多分、この足は勝手に動くのだ。 そう思えば少しは気が楽だった。 私は歩く。あの光をもう一度見たいから。 だが、それでもなお考えてしまう。 正直に言うと私は―――『し□□くなど□かったのだ』――― ――――某日、午前11時、研究所、培養ルーム―――― ここに戻るのも何度目か分からない。 本当は目を開けたくなど無い。 このまま目を閉じて眠っていたい。 でも、なぜかオレンジの世界が目に入ってくる。 半分だけだが。 「―――ゴボッ!!!!」 強烈な痛みが全身を襲った。 ぼんやりとした世界が急激に現実味を帯びる。 「ガッ………!!!!」 痛みがもう一度来た。 眠りたいとかそういう場合じゃない。 誇張表現でなく、本気で自分の身体が砕け散るのではないかと思った。 そんなのが三回、四回と続き、私の意識は完全に覚醒する。 培養液の中の気泡が安定すると、ようやく前が見えてきた。 ―――そんな、心配そうな顔をするのなら、初めからやらないで欲しいものね。 私は、仕方なくロック解除要請を発信した。 何度も見た解除シークエンスを流し見する。 5分後、アーマーがロックされたままの状態で培養槽からワイヤーで引っ張り上げられた。 私は空中で膝を抱えた格好で研究員を見る。 「だ、大丈夫?気分はどう?」 『最悪ね。もう少し大人しい目覚まし時計を要求するわ』 「二度寝をする奴ほどそう言うんだ」 無愛想な方の研究員の傍らには雷サージ試験(対雷耐久試験)用の装置があった。 『呆れた。一千ボルト越えの電気を使うなんて。私を殺す気?』 「無駄口はもういい。機器の稼動テストを行う。 フレームを外してベッドへ移動しろ」 『…………』 アーマーのロックが外れて体が自由になる。 機械部品は問題なかったが、生体部品がジクジクと痛んだ。 ――――同日、午後4時、研究所医務室―――― 「……で、その中はずーっと真っ暗だった、と」 『ええ。ただひたすらそこを歩いているだけだった』 「ふーん……」 うどんげの正面に座る白衣の男は バインダーに目を落としながらボールペンを指で回した。 「もう一度整理しようか。 君は夢の中で真っ暗な中にいた、と」 『ええ』 「そしてそこは決して居心地のいい場所じゃなかった」 『そうね』 「それで前に見えていた光を目指して歩いていた」 『ええ』 「うーん……」 悩むようなそぶりを見せているが、男は実際には特に何も考えていなかった。 うどんげが眠り続けていた数週間の間に見ていた夢の話。 夢の話だから仕方が無いのだが、その内容があまりに抽象的過ぎたから。 「君がこの研究所に来る前、そんな光景を見たことがあったのかな」 『さあ、分からない。関係があるのかそうでないかも断言は出来ないから』 森に現れたきめぇ丸との戦闘後、うどんげは自らの足では帰還しなかった。 人形のように無抵抗に研究員に連れ帰られ、培養槽の中で長期にわたって眠り続けた。 「きめぇ丸との戦いで何か思い出すことでもあったのかな?」 『分からない。そうかもしれないし違うかもしれない』 研究員がため息をつく。 「全部に納得のいく説明をしろとは言わないけど、もう少し真面目に答えてほしいな」 『別にふざけてるわけでもないし、隠し事もしていないのだけれど。 まあ、何も分からないという返答ばかりでは疑われるのも仕方がないわね』 実際はそのつっけんどんな返答が研究員の神経を逆撫でしているのだが うどんげは分かっていながら改めるつもりはなかった。 「じゃあこれで最後、いつもの質問。 君は、どうしてゆっくりに暴行………いや、この際はっきり言うけど 何が目的でゆっくりを虐待するんだい?」 何度も聞かれ続けるこの質問。 ゆっくりは、基本的に同族殺しを忌避する。 いくらゲスでも、何の見返りも目的もなくゆっくりを殺しはしない。 それ故にうどんげの行為は、人間のする『ゆ虐』とは一線を画している。 同じゆっくりを殺すその所業は、快楽殺人者のそれに近いものだ。 だが、うどんげはいつも通りに返答する。 『別に。あいつらが気に入らないだけよ』 ――――理由などない、と。 ――――数日後、午後2時、研究所廊下―――― それから、うどんげが眠り続けていた一ヶ月弱の期間の遅れを取り戻すように連日実験が行われた。 移植実験、稼動試験、性能試験等。 所内の研究員達はうどんげを気遣うような素振りを見せながらも 結局は実験体以上の価値を見出してはいなかった。 それはある種仕方の無いことである。 この研究所内では毎日多くのゆっくりがその生涯を終えてゆく。 今現在世間に出回っているゆっくりに関する知識や技術は ゆっくりの屍の山を築くことで培われたものであるから。 少なくとも、ゆっくりに同情したり、ゆっくりを一個の生命体として 認知するような人間では研究員は務まらない。 故にうどんげは誰も信用していないし、誰にも理解されようとは思わなかった。 奇しくも、それは件のきめぇ丸が歩んで来た道と全く同じであることに、うどんげは気付かない。 人間の作り出した文明の中では、ゆっくりの立場が悪すぎる。 自由の許された時間の中、人間のマスメディアに触れる度にうどんげはそう思った。 自分は勿論、飼いゆっくりも、野良ゆっくりも、野生のゆっくりでさえ 人間の気まぐれで生かされているに過ぎない。 自分は、人間の奴隷なのだろうか。 そうだと言えばそうなのかもしれないし、違うと言えば違うのかもしれない。 自分は特別なゆっくりだ。 しかし自分の今いる立場も価値も、人間に与えられたもの。 ならば、自分の生きる意味とは何なのだろうか。 人間に従っていれば、得るものがあるのだろうか。 人間に反逆すれば、得るものがあるのだろうか。 答えはどちらも否。 ――――いきているいみなんてものをかんがえてしまうのですよ。 きめぇ丸の残した言葉がリフレインする。 今この時なら分かる。 そんなことを考えなければならないのは、生きている意味を見出せていないからだ。 「だずげでえええええええええええええ!!!!」 「やべでえええええ!!! ばりざのおべべがえじでええええええええ!!!!」 「ゆっぐりだっでいぎでるんだよおおおおおおお!!!???」 「どぼじでええええええええええ!!!!???? にんげんざんだっでごんなごどざれだらいやでしょおおおおおおおおおお!!??」 私の佇む廊下から、ガラス越しに実験風景が垣間見える。 ガラスの向こうで分解されるゆっくりは、自分の生きる意味を考えたことがあるのだろうか。 それとも、生きる意味を聞いたら得意げに答えてくれるのだろうか。 あるいはその返答は持つ者と持たざる者の壁に阻まれ、私には伝わらないだろうか。 「何してるんだ?こんなところで」 廊下の奥からやってきたのは私という被検体の『担当』の研究員だった。 「君、本当に好きだねぇ。ゆっくりのああいうシーンを見るの」 ああ、貴方達にはそう見えるのね。 間違っているのだけれど、特に訂正するつもりは無い。 「あ、それとも姉妹ができるのが楽しみなのかな?」 『……姉妹?』 興味は無いけど、意味が分からなかったので聞き返してみる。 「あそこ、君とおそろいのあの黒いアーマー。見える? あの胴付きゆっくりに今、君と同じ方法で移植実験をやっているんだ」 成る程、それで『姉妹』ね。 むしろ『姉妹機』と言うべきではないだろうか。 でも、例によって興味が無いので口には出さない。 「実はあの胴付きゆっくり、ちょっと訳ありでね。 ……実験が成功したら君が姉として、いろいろと指導してあげてくれるかい?」 返答が求められているので仕方なく口を開く。 『やれ、と言われればやるだけよ。 あまり自信は無いけどね』 「はははっ………そうか。君らしい答えだ」 男は壁によりかかり、手に持った缶コーヒーを飲み始める。 「それにしても、きめぇ丸との戦いで一体何があったのかなぁ」 『何度も答えたじゃない。 経験としては得がたいものだった。それ以上の感想は無いわ』 「カウンセラーに言わせれば、人間の場合初めて戦場で人を撃つか、人に撃たれた場合 その直後は必ずと言っていいほど精神的に不安定になるらしいけど。 君にとっては、あのきめぇ丸との戦いが初めて『撃たれた』経験じゃあないかな」 『否定はしない。けれど、それがあんたの言う『何か』に当たるなら 私に質問する意味が無いじゃない』 「まあねぇ……」 コーヒーに口をつけて、一息つく。 「君は優秀さ。優秀すぎて……可愛げがないかな」 『………』 「本当はこういうこと聞いちゃいけないんだけど。 君は……何かしたいことはある?」 『どういう意味?』 「別に望みを叶えてあげたいってわけじゃないんだ。 ただ、君は生きているから仕方なく生きている、そんな感じがするんだよね」 『………それは、いけないことなの?』 「もちろん違う。違うんだけど……ただ、ね」 曖昧な話をする男をうどんげは訝しがる。 男はしばらく言葉を選ぶように間をためてから、頭をガリガリと掻く。 「この際だからはっきり言うよ。 気に入らなかったら答えなくてもいいし忘れてもいい。 ……君は、明らかに嘘をついてるよね。 ゆっくりを殺す理由なんかあからさまだ。 そういう風にされると、記憶のこととか、きめぇ丸との戦いとか いろいろ他にも嘘をついてるんじゃないかと疑いたくなるんだよ」 『………そう』 それで『何かしたいことはあるのか?』と言いたいのね。 『一つだけ答えてあげる』 「何?」 『人間は金で買える。ゆっくりは餌で飼える。 だけど悪魔が求める代償は命。 ………あいつらは、その代償を支払っているだけね』 「それは……つまり、君と関わったものは命をとられるということ?」 うどんげはガラスから離れると男に背を向けた。 『貴方達の場合は逆ね。 私は貴方達から私の命という対価を受け取った。 だから私は研究に協力をしている。 『望みを叶える』というのは、そういうことよ』 「じゃあ、君がきめぇ丸を殺したのは………」 『これ以上、話す言葉は持たないわ』 男の言葉を遮ったうどんげは、その場を立ち去った。 ――――同日、午後7時、培養ルーム―――― 「君も、ゆっくり向けの絵本とか読むんだ」 『別に。ただの暇つぶしよ』 日没後うどんげは、自室とも言える培養槽のある部屋でモニタを見ていた。 基本的に、技術試験のない時間は暇なのだ。 外出には当然許可が必要な上、今は次の試験の準備完了までの待機中。 いつでも試験に出れる状態を維持していなければならないため 何か時間のかかることを始めるわけにもいかず、時間を持て余しているのだ。 「読んであげようか?」 『必要ないと分かってて言ってるでしょう』 「………まあね」 男が隣の椅子に座った。 うどんげはモニタの電子書籍に目を落としたままである。 『…………………』 「ひょっとして俺、邪魔かな?」 『邪魔よ』 「邪魔かぁ」 何がおかしいのか、男はケラケラと笑った。 うどんげはそんな態度に苛々しながらモニタを切った。 『少し眠る』 「そう、おやすみなさい。 試験の時間になったら起こしに来ようか?」 その言葉に、辟易しながら答える。 『………どうして、返答のわかりきった質問をするの?』 「わからないじゃないか。わからないから質問するんだ」 『…………………』 昼間、男の質問にきちんと答えなかったことを根に持っているのか。 うどんげはそう思ったから特に文句も反論も言う気にならなかった。 ――――同日、午前5時、培養ルーム―――― ピー ピー ピー 『………ん』 電子音を聞いてうどんげは目を覚ます。 時間はモノクルに表示されるので時計を見る必要は無い。 システムスキャンを実行しながら、うどんげは身を起こす。 『こんなもの、必要ないのに……』 自分の身体にかけられたタオルを畳んで寝ていた椅子の上に置く。 サーマルセンサで隣の椅子を見てみると、かすかな熱反応が残っていた。 ――――同日、午前6時、研究所ラボ―――― 「では、何か質問はあるか?」 『無い』 今回の試験は総合動作試験。 レイパー化したありす複数を私が全滅させるというものだ。 私の試験も兼ねてはいるものの レイパーの身体強化のメカニズムの研究なども含まれている。 はっきり言ってそんな連中を相手にしたくは無いけれど 耐久試験という名目で延々と走らされたり 反応速度の試験と言って千本ノックをさせられるよりはずっとマシ。 「武器はナイフのみ許可。 可能な限り身一つで攻撃を行うように」 『ええ』 二本のコンバットナイフを腰に装着する。 人間ならばゆっくりなど踏み潰すだけで殺せるでしょうけど 胴付きとはいえ同じゆっくりに素手で殺すのは意外と面倒。 対象が一匹なら全開で攻撃すればさほど労力を感じないけど 複数を連続して殺すとなると骨が折れるかもしれない。 「……日の出だな。 森のゆっくりは起き始める頃だろう」 研究員の一人が時計を確認しながらそう言う。 わざとそのタイミングを見計らっていたのでしょう。 事が始まればあの集落は大混乱となる。 その中でレイパーを全滅させるとなると、私の手際も試されることになる。 「開始は6時半。あと4、5分あるな。 ………何をしているんだ?」 『コンセントレートよ』 腕を振ったり垂直飛びをする私。 本当のところそのようなもの必要ない。 まあ一応、機体の最終チェックにはなるけどね。 「あ、開始前でしたか?」 ドアを開けて『担当』の男が入ってくる。 「大丈夫だったのか?」 さっきまで私に試験内容を説明していた研究員が驚いたように問うた。 それに対し大きくため息をついて『担当』が返す。 「いいえ、失敗です。 義手一つ動くことなく生体電位はゼロになりました。 とりあえずは、試験結果の提出待ちですかね」 「そうか……」 目を伏せる二人。 私は完全に置いてきぼりだけど、興味が無いので知らん顔をする。 「しかし、いいのか?別にこちらは気にしなくても」 「いえ、やりますよ。 私は『彼女』の担当ですから」 「そうか……。では後は頼んでもいいか? こっちも一応やることがないわけではないからな」 「はい」 そう言うと研究員が部屋を出た。 残されたのは『担当』と私。 「開始まであと1分ちょっと。 大丈夫かな?」 『ええ』 厳密に時間を決めてまでやることではないようにも感じるけど 研究というのは一分一秒を正確にとることを美徳とするらしい。 いい加減な私には理解できない世界ね。 「……………」 『……………』 少しの沈黙が生まれる。 昨夜とは全く違った様子に私は『担当』の顔を見た。 そして一瞬『どうしたの?』と聞きそうになる。 泣きそうな表情で顔を伏せるその様子は いつもの様子とは程遠く、あまりに弱々しかったから。 ピーピーピー 「……ああ、時間だね」 アラームの音がすると同時にいつもの表情に戻る。 そのあまりと言えばあまりな変化についていけなかった私は 少し返事が遅れてしまう。 「ん?どうしたの?開始時間だけど?」 『……ええ、わかってる。開けて』 返事を待たずに森に面した扉が開く。 そこから外に出る私。 出てからすぐのところで一度だけ振り返ると 顔を伏せて眉間に指を当てている姿が目に映る。 そんな様子を私は気にするのをやめて目的地へ向かうことにした。 ――――あの時、ガラス越しに見たゆっくりが ――――事故で瀕死の重傷を負った『担当』の飼いゆっくりであり ――――なおかつ蘇生および移植実験に失敗したことを私が知るのはまだ先の話である。 ――――同日、午前7時、森林―――― 私はありすの髪を両手で掴んで振り回し、木に叩き付ける。 『……っ!!』 「ぶぎゃぁ!!!」 衝突の拍子に突き出した生殖器から精子餡が吹き出る。 一撃で死ぬことがなかったそのありすを立て続けに拳で殴りつける。 「ぶぎ!!やべ!!どぼっ!!じでっ!!あぐぁ!!ぶべぇ!!」 『ふっ!!!』 「ぶぎゅばぁ!!!ぼっど………ずっぎり……じ…………………」 集中打を浴びせて眉間がへこんだところに 中枢餡を潰すとどめの一撃が入り、ありすは息絶えた。 「た……たすかった………の?」 事が終わった後『おうち』とやらに引っ込んでいたれいむが 恐る恐る顔を出し、あたりの様子を伺った。 私の周りには潰れたレイパーありすの死体が一つ。 植物妊娠をして複数の茎をぶら下げたまりさの死体が一つ。 同じく植物妊娠をした子まりさの死体が一つ。 生殖行動の最中に気を留められることなく下敷きにされたらしい子れいむの死体が一つ。 後は元が何なのかよく分からないゆっくりの破片が3、4匹分、散らばっている。 「ゆひっ……ゆひひひっ………まったく、つかえないまりさだよ!! こんなにかわいいれいむいっぴきまもれないまりさなんて れいむのつがいしっかくだよ!!!」 右を向いても、左を向いても、死死死死。ここには死しかない。 私の歩いてきた道には転々と死体が転がっている。 道中、手当たり次第にレイパーありすを狩ってきた結果だ。 そしてその数倍の数、ありす種以外のゆっくりが死体となっている。 「ゆふふふふ、こんなまりさはもうしらないよ! れいむはもっとかっこよくてもっとつよいまりさのおよめさんになるよ! れいむ、かわいくってごめーんね!!」 唯一生き残ったれいむに目を向ける。 れいむはあさっての方向を向いて一人芝居を続けていた。 今回のターゲットはレイパーありすであるし、他のゆっくりも私が殺したわけでは無い。 この場でれいむを殺す理由など別に無いのだが……。 「ゆゆっ!れいむをたすけるなんて『あくま』のくせになかなかみるめがあるね! そんなにれいむのことがたいせつならとくべつに、どれいにしてあげてもいいよ! そうときまったら、びゅぶ!!」 私は左手でれいむの髪を掴んで木に押し付ける。 「いだだだだだだだだ!!!でいぶのぎれいながみをひっばるなああああああ!!! でいぶは!!でいぶは『あぐま』ど『どりっひぎっ』した えらばれだゆっぐりだぞおおおおおおお!!??」 別に、このれいむを殺す必要性は無い。 だが別に、殺さない必然性も無い。 ただ単にゆっくりの死体が一つ増えるだけ。 私の作業の工数が少し増えるだけ。 「ま……まっで!!ぢぐぢぐざんはゆっぐりでぎない!! ゆっぐりでぎないものをでいぶにぢがづげるなああああああああ!!!! あああああああああごべんなざい!!!やべで!!!やべでぐだざい!!!! でいぶをざざないで!!ゆぎっ……ゆぎゃあああああああああああああ!!!! でいぶのえいえんにががやぐだいやもんどざんよりもぎれいなおべべがああああああああ!!! どぼじで!!!どぼじでごんなごどずるの!!?? でいぶをだずげでぐれだんでじょおおおおおおおお!!!???」 五月蝿い。 「にぎゅあああああああああああああああああ!!!!!! でいぶのごぐようぜきよりもぎれいながみのげざんぬがないでえええええええええ!!!! おでがいじばずううううう!!!ぬがないで!!!だずげで!!!だずげでぐだざいいいいいいい!!!!」 黙れ。 「でいぶのじんじゅよりもぎれいじゅんぱくの『は』さんがあああああああああ!!!! ゆぎっ!?もみあげざん!?もみあげざんどらないでええええええええ!!!!」 黙れ! 「おりぼんざん!!!おりぼんざんだげはゆるじで!!!!! でいぶのざいっごうっにゆっぐりじだおりぼんざん!!! おりぼんざんにいだいいだいじないで!!!やぶらないで!!!! おでがい!!!おでがいじばずううううううううううう!!!!!!」 黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ――――――――!!!! 「ゆ゙ん゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」 リボンをバラバラに引き裂いてやった。 歯を粉々に砕いてやった。 生殖器をズタズタに切り刻んでやった。 目玉をグチャグチャに潰してやった。 皮を細かく剥ぎ取ってやった。 私は歓声を上げそうになった。 いや、ひょっとしたら上げていたかもしれない。 だって、こんなにも、『八つ当たりしていて気分がいい』。 ―――――――――――――――― しばらくして。 私が我にかえると餡子のかたまりが目の前にあった。 「……っ!!………っ……!!!」 その餡子はところどころ穴が開いているものの、概ね球体を保っており 一定のリズムで細かく揺れていた。 どうして、私はこんなことをしたのだろう。 不意に自分がいかに愚かで無意味なことをしていたのかと恥じる思いが湧き上がってきた。 ――――もう、いいだろう。 そう思った私はコンバットナイフを抜き、れいむに止めを刺そうと……。 『…………』 「…っ!!!…………!!!」 『れいむだった物』の眼孔から砂糖水が流れ落ちる。 その孔は二度と役目を果たすことなく、跡形もなく消え去る運命だろう。 しかし私は、その『眼』に何かを見た気がした。 今ここで『コレ』に止めを刺すことは、何を意味するのだろうか。 『れいむ』を楽にしてやるということだろうか。 『仕事』を全うする上で必要な工程だろうか。 それとも、意味など全く無いのだろうか。 『……………ふぅ』 私はナイフをしまった。 れいむは無限の闇の中で『あくま』を呪いながら もう幾許も残されていない余生を生きるのだろうか。 先ほどまで私が抱えていた『熱』はもう残っていない。 しかし、れいむはこれ以上無いほどの『熱』を持っていることだろう。 口が聞ければ出てくる言葉は『殺して』だろうか、それとも『死ね』だろうか。 どちらにせよ、私の『熱』がれいむに届かなかったように れいむの『熱』が私に届くことは無い。 具現しないからこそ誰でも持つことが許されるのだから。 『願い』などというものは。 ――――同日、午前8時、森林―――― 「んほおおおおおおおお!!! れいむかわいいよれいむううううううううう!!!!」 「ゆんやああああああああああ!!!! でいぶのばーじんざんがああああああああああ!!!!」 「やべでね!ごっぢごないでね!!!」 「つんでれなのねええええええええ!!! こないでっていいながらありすのことさそってるのねえええええええ!!!」 「ひっ………ひぃ……ひぃぃぃぃ………………」 「ぎぼぢわるいよおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 早朝と言うべき時間を過ぎた今、いつもの集落では本格的な活動を始めたゆっくり達が そこかしこでレイパーありすに襲われていた。 実験場の増えすぎたゆっくりの間引きも兼ねている為、数が減ること自体に問題は無い。 レイパーありすの醜悪さは私でさえ見ていて吐き気がする。 連中から見ればそれ以上だろう。 「ありすやめるんだぜ!すっきりっていうのはとても『しんっせいっ』なもので」 「ぎぼぢよぐなるごどがわるいごどなわげないわああああああああ!!!!」 「ぢがづぐなあああああああああ!!!ぷくうううううう!!!!」 私はナイフを抜き放ち、最も近くにいたありすに攻撃を仕掛ける。 「あびゅばぁ!!!」 後頭部を刺された衝撃のせいか、ありすは精子餡を勢いよく吹き出し 襲い掛からんと狙っていたまりさがそれを引っ被った。 「ゆ゙ん゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!! ばりざにんじんじだぐないいいいいいいいいいいいいい!!!!」 願いも空しく、頭に複数の茎を生やすまりさ。 その茎に実るゆっくりは圧倒的にありす種が多かった。 「もっど………ゆっぐり…………………」 しおしおと痩せてきたまりさはあっという間に黒ずんでその生涯を終えた。 「んほお?」 「どがいば?」 ありすが殺されたことを察知したのか、複数のありすがこちらに目を向けた。 人工的に作られたれいぱー故か、一丁前に仲間意識があるらしい。 「『あくま』だわあああああ!!!!」 「『あくま』よおおおおおおおお!!!!」 『………!?』 私の姿を見たレイパーありす達は恐怖するどころか、嬉しそうな声を上げた。 「すっきりするわあああああ!!!!」 「いいわね!!ありすもいくわよおおおおおおおおお!!!!」 最近では恐怖心を向けられることしかなかったので 方向性は間違っているが好意と呼べる感情を向けられて少々戸惑う。 が、それも少しの間。 一番最初に近づいてきたありすに対して私は迷わずナイフを突き立てた。 『っ!!』 「ずっぎ……ずっぎ……ずっぎりぃ………!!」 ナイフに身体を貫かれ、命の危機に瀕していながら愉悦に満ちた笑いを浮かべるありす。 私はその異常な反応に身震いをした。 「すっきり!すっきりするわあああああああ!!!」 「『あくま』とすっきりするのっていいわああああああ!!!」 『!』 そうか。私は謀られたのか。 「ゆぶびべ!!んほ!!んほおおおおおおおおお!!」 私の斬撃を浴びても全く怯む様子のないレイパーありす。 間違いない。いくらレイパーありすでもこの反応は異常だ。 こいつらにも、何がしかの人工的な処置が施されているに違いない。 「びゅべ!」 「おびぃ!」 「んほほおおおおおおおおおお!!!」 一撃、二撃、三撃、四撃……。 走りながら手当たり次第にナイフで斬りつけていくが、レイパー達はダメージを意に介することなく私に襲いかかってくる。 こいつらは、私が『あくま』だと知っている。 その上でその『あくま』を下すことに悦びを感じるようにそそのかされている。 どこかから調達されたありす種ではなく、元々集落で暮らしていた面子。 そしてコンバットナイフのみ携帯を許された私。 ……よくできた筋書ね。少なくとも反吐が出るくらいには。 『はぁっ!!!』 「ぐぶびゃ!!!」 ドスッ、と私の左腕が一匹のレイパーありすの口から反対側まで貫通する。 一見、肩口からかぶり付かれているように見える状態で、ありすを引き抜くこともせず、その醜悪な顔をまじまじと観察する。 『ハッ……!』 思わず笑みがこぼれた。 私に、汚物にまみれろということね。 「すっきり!すっきりするわあああああ!!!」 「『あくま』もいっしょにぎぼぢよぐなりましょうねええええええええ!!!」 じっとしているとすぐに二、三匹にまとわりつかれた。 一匹ずつそれを引きはがす。 「『あくま』もつんでれなのねええええええええ!!!」 「つんでれはいなかもののすることよおおおおおおお!!!??? ありすがとかいはなあいをおしえてあげるわああああああああああ!!!!」 私の身体からは、すでに生殖機能が奪われている。 通常ならば精子餡に触れるだけで身ごもることすらあるゆっくり。 故に、レイパーは天然物の通常種ゆっくりの中では最も強い。 『……邪魔よ』 左腕に突き刺さったありすの口の端を右手で掴み、そこからブチブチと裂くように引きちぎる。 「どがいばああああああああああ!!!」 『……ッ!!!』 「ぶびゃ!」 近づいてきた別のありすの左頬を左手で乱暴に掴んで地面に叩きつけて押さえ込む。 掴んだ箇所が悪かったからか、押さえ込まれながらもありすが暴れて右へ左へと揺れ動く。 私はそれを意に介さず、右手を連続で振り下ろす。 「びゅ!べっ!!おっ!ぼっ!がっ!!!」 ナックル部分で相手を打つストレートなどではなく、本当にただ拳を振り下ろすだけ。 ドス、ドス、という音が次第にグチャ、グチャ、と水っぽい音に変化してゆく。 「ずっぎりいいいいいいいいいいいい!!!!」 『……っ!!』 「どがっ!?」 飛びかかってくるありすを先程まで掴んでいたありすで叩き落とす。 続けざまにその目玉を足で踏んづけてやる。 「べばぁっ!!!」 「あでぃず……あでぃず……?ごび、べ……あ……」 「ずっぎりじまじょおおおおおおおおおおお!!!!」 「んほおおおおおおおお!!!いいにおいだわああああああああああ!!!!」 私は、この殺戮に愉悦を感じていた。 きめぇ丸との一件もそうだけど、最近の私はちょっとお上品な戦いに傾倒しすぎていたかもしれない。 こっちの方がよっぽど悪魔らしい。 「ずっぎり!!ずっぎりぃぃぃぃ!!!」 「みんなでじあわぜになりまじょうねえええええええ!!!」 数パターンしかない台詞を吐きながら何匹ものレイパー化したありすが迫りくる。 ――――上等。今なら何匹でもかかってきて構わない。その対価は、命で勘弁してあげる。 ――――今のアンタ達なら、破格の取引でしょうからね!! ――――同日、午前9時、森林―――― ただひたすらに周りのありすを仕留め続け、ようやくまとわり付いてくるものがいなくなった。 身体に付着したカスタードをはじめとした粘液類を払うのも煩わしいかった。 だが汚らしいこの様相も、今に限って言えばさほど気にもならない。 ただ単に、ようやく鬱陶しい連中が片付いたという爽快感や、達成感が上回っているから。 殺したありすは10匹か、20匹か。 否、おそらくそれを上回っただろう。 自分が何もしなければ間違いなく集落が壊滅していたであろう大部隊。 もっともありす達は私と違って殺傷を目的としているわけではないので 逃げ惑うゆっくり達が『全滅』することはなかったとも思うが。 「ゆ………あ………?」 「お……おわった……の?」 事が終わって数分が経過し、集落のゆっくり達が少しずつ顔を出し始めた。 その中にありす種はいない。 集落に残っていた普通のありすも、レイパーに触発される形で 次々とレイパー化したため、すべてうどんげに殺されている。 「ゆぅぅ………?」 集落のゆっくりは困惑状態にあった。 レイパーに襲撃されたというのも理由の一つだが 事態が収集した今、それ以上に『あくま』の存在が気がかりだった。 『あくま』がゆっくり殺しなのは今更だ。 しかし、曲がりなりにも自分たちがその行いに助けられたというのは いくら餡子脳でも理解できる。 それでいて、今の『あくま』を味方と考えていいのか?という甘い考えと やはり『ゆっくりできない』存在を排斥しようとする考えが 全てのゆっくり達の頭の中でぐるぐる回っていた。 その中で、ほんの少しだけ頭の良かった一匹のれいむが『あくま』に近寄った。 「ゆぅ………その……………」 『あくま』は沈黙を保っていた。 うなだれたように前屈みになったままのその状態では表情が読み取れない。 それでも、れいむはその姿から少しばかりの『ゆっくり』を感じ取っていた。 『あくま』は今、ゆっくりしている。 そのことを理解したれいむは『あくま』に話しかける。 少し前のことはすっかり忘れ、一緒にゆっくりしようと考え始める。 そう、話せば分かるはずだ。 ゆっくりすることはゆっくりにとって最上の命題だ。 ゆっくりしよう。 ただそれだけを伝えればいいことだ。 ゆっくりすることを嫌がるゆっくりなどいない。 そう、ゆっくり、ゆっくりすること……。 「れいむたちをたすけてくれてありが………」 れいむは凍りついた。 声を上げた瞬間に『あくま』の頭がグリンと動き、自分を視界に捉えたのだ。 紅い瞳は自分を捉えて離さない。 間違いない。『あくま』は怒っている。 何故?どうして? 恐怖で混乱し始めるれいむ。 「ゆ……ゆ………ゆわぁぁぁぁぁぁ」 首を振りながら後ずさりを始める底部からは ジョロロロ、とおそろしーしーが漏れ出す。 何を間違えた?何がいけなかった? れいむは少ない餡子脳を生涯で最も速い速度で回転させながら 自分が助かる方法を考える。 答えは意外と早く見つかった。 そう、ゆっくり、ゆっくりだ。 ゆっくりすることは最上。 それ以外に何があろうか。 だからこそれいむは、最も基本的な台詞を口にした。 間違いのないはずの。ゆっくりにとっての最高の言葉。 「ゆっくりしていってね!!! …………ゆ?なに?なんなの?あれ……おかしいよ。 れいむのひだりのおめめがみえないよ………? なにがあったの……どぼじで………? ゆ……ゆぎゃああああああああああああああ!!!!! でいぶのづぶらなおべべがいだいいだいだよおおおおお!!!」 うどんげの投擲したナイフが目玉に刺さったまま、れいむは叫びだす。 何が正しかったのか、何が間違っていたのか。 そのようなことを考える余裕などない。 痛い。目が痛い。助けて。可愛いれいむを助けて。 繰り返しその考えがよぎる中枢餡は 程なくしてうどんげの二本目のナイフによって機能を停止することになる。 れいむには最後までわからなかった。 自分が何をすべきだったのか。 自分がどうするべきだったのか。 自ら考えることの出来ないゆっくりだから。 ―――――――――――――――― 「でいぶのづぶらなおべべがいだいいだいだよおおおおお!!!」 (五月蝿い――――) うどんげは磨耗した精神でそう考える。 自分は何を考えていたのだろうか。 あのれいむの話を、少しだが聞こうと思ってしまった。 そんなことに意味はないのに。 「ゆ……ゆんやあああああああああああああああ!!!!」 「『あくま』だああああああああああ!!!! やっぱりあいつは『あくま』だああああああああ!!!!」 とにかく仕事を終えたんだ。帰ろう。 ナイフが一本れいむに刺さったままだがまあいい。 どうせ人間の清掃員が後で回収するだろう。 いずれにせよ刃物なんて消耗品だから一本二本失くしたところで問題にならない。 「ゆんやあ!!ゆんやああああああああ!!!!」 集落のゆっくりは道を開くように自分から逃げていく。 それは自分にとって好都合だ。 もうこれ以上、面倒な除去作業はしなくて済む。 「もうにどとこないでね!!」 「れいぱーありすも『あくま』もゆっくりしないでしんでね!!!」 罵声を背にしてうどんげは研究所へ歩を進めてゆく。 だが、おかしい。 妙に身体の動きが悪い。 頭の回転が遅い。 右目の視界の焦点が合わない。 (どうして……?) 歩みはどんどん遅くなる。 思い切り走れば人間の駆け足程度の速度が出る脚部は 今現在に限って胴無しゆっくりとそう変わらない速度でしか動いてくれない。 『………あ』 膝をついてしまった。 立ち上がろうとして片足を起こすも、その動きは極めて緩慢だ。 (?) 目の前にゆっくりの影が見えた。 反射的に左手に握られたナイフで刺し貫く。 「ゲラァ……!」 (??) 妙な鳴き声だ。 そしてナイフに刺さったゆっくりはやたら小さい。 (これ……は………うど……んげ………種?) 薄紫の髪をとウサギの耳を力なく垂らして 息を引き取ったそれは実ゆっくりのうどんげだった。 (どう……して?) 右手で額を押さえると、頭から何か生えている。 それが植物型妊娠によって生まれる茎だと気付くのにそう時間はかからなかった。 (そうか………これに………体力を……………) 自分が生殖機能をなくしているはずという疑問を考察はしなかった。 実際に茎が生えてしまっている以上、それにどう対処するかが問題。 すぐに右手で茎を折った。 これでもう養分を奪われる心配はない。 (だけど……こっちは……どうにもならない………かな……………) 地面に両手を着くと同時にナイフが音を立てて地面に落ちる。 いかんせん気付くのが遅すぎた。 先ほどのれいむに話しかけられたときにはもう生えていたのだろうか。 (かわいい………のか?) 地面に落ちた茎にはありす種が三匹、うどんげ種が一匹付いていた。 先ほど自分がナイフで刺した一匹を含めると二匹か。 一般的なゆっくりは自分の子供を無条件に愛するが うどんげはその『一般的』には含まれないようだ。 (ちょっと……これは………本当に………まずい…………) 意識が混濁し始める。 ただでさえ、ゆっくりとしての部品が少ない自分。 中身を吸収されて命を落とす危険も通常のゆっくりを上回る。 (そう言えば……緊急用のアラート信号って………どうやって出すんだっけ………) そこまで考えてから、うどんげは意識を手放す。 動作指示の来なくなった機械部品は四つんばいの姿勢のまま動かなかった。 ―――――――――――――――― またここか、と思う。 闇色に染まる世界。 自分はなんとなく以前にもここへ来たという記憶がある。 しかし見覚えはあっても、馴染みはない。 音も光もない世界に愛着を持つのも妙な話だが。 自分は何をしていたのだったか、と目を動かす。 手も足も動かない――(あるのかもわからない?)――が、目は動いた。 視界を動かすうち、一つ思い出すことがあった。 そうだ、自分は光を探していたのだった――――。 が、光を見付けることが出来ない。 探すこともすぐに終わってしまった。 今探せるのは、自分の視界の範囲だけだから。 ――――暇だ。 何もすることがない。 ぼんやりとしながらただ正面(上?)を見る。 そうだな……何か、一人遊びでもするか。 物語を始めよう。 主人公は勇猛果敢な英雄がいい。 悪役は極悪非道な悪魔がいい。 英雄が、白く輝く光の剣をもって世界を闇に染めようとする悪魔を討つのだ。 誰でも考え付くような、あまりに陳腐な御伽噺。 誰でも最初は憧れた、正義をもって悪を屠る英雄譚。 自分も嫌いではない。 しかし、あくまで空想の話だ。 現実にはそんな分かり易い図式の戦いなど滅多にない。 ? 目の前に何かが現れた。 ……何だ。『アレ』は。 あまりにも醜い、醜悪なドス黒い光。 違う。自分が求めていたものはあんな光じゃない。 もっと白く輝く……そう、英雄の持つ剣のような……綺麗な光。 誰でも憧れるのは、英雄。悪魔じゃない。 私は……そんなもの求めていない。 『私』……?私とは誰なの? 私というのは……誰が決めた? そうこうしているうちに黒い光が迫ってきた。 何……?何なの?光が……。 黒い光が、私の体に入ってくる。 その時、私は形を得た。 黒い足。黒い腕。黒い身体。 そうか、私は………『あくま』だったんだ。 それは諦めの感情なのかもね。 私は多分、英雄に討たれて死ぬんだ。 でも別に悪い気はしない。 さっきも言ったけど、私は英雄譚が好き。 私が悪魔の役なのはちょっと納得いかないけど 別にしたいことも、求めることもないから殺されるのは構わない。 それ以上に、私は光を待ち望んでいた。 私を討つ英雄が、どれほど綺麗な光を纏っているのか。 ついに、私が求めていた光を見ることが出来るのだから。 どこまでも子供っぽい未練は……その時解消されるのだから。 ―――――――――――――――― あれから、どれだけの時間が経ったのだろう。 私の周りには、私のドス黒い光よりもさらに穢れた闇を纏う亡者共が蠢いていた。 「ゆっくりしね!!!」 「ゆっくりしね!!!」 「ゆっくりしね!!!」 口々に死ねと叫ぶその連中は私が討たれる瞬間を待ち望んでいるのでしょう。 言われなくてもそのつもりだから少し黙ってて。 私は、――――死ぬためにここにいるのだから。 だけど、いつになったら英雄は現れるのか。 ずいぶん長い時間、私はここにいるというのに。 ――――そうか、私が何もしていないのが悪いのか。 悪魔は極悪非道であるべき。 私は亡者共を目に付いた奴から殺して回った。 亡者は口々に言う。 どうしてこんなことするの。 ただゆっくりしたいだけなのに。 仕方ないじゃない。 英雄は罪もない者を殺したりなどしない。 物語は、悪魔が罪もない者を虐げるところから始まるのだから。 そうでなければ英雄が現れる意味がない。 そして悪魔は絶望的なまでに強いのだ。 そうでなければ英雄が現れる意味がない。 一般市民が悪魔に適うはずがないのだ。 そうでなければ英雄が現れる意味がない。 英雄?英雄か……。 いつまで経っても現れない英雄。 望まれて悪を討つ英雄。 悪魔にすら登場を望まれているのに、いつまで経っても現れない。 同時に私は、討たれることを望まれた。 亡者共にとっては、私が討たれることが大団円の条件。 同時に……『私が存在しなければ英雄など現れるはずもない』 (………!!!) 私は気付かなくてもよいことに気が付いてしまった。 英雄が望まれて現れるように私もまた、望まれてここにいるのだ。 希望となるのが英雄なら、その希望を彩るのが絶望。 観客にとっては、絶望の色が濃いほど大団円の価値が大きくなる。 悪魔は私だ。 だが私は……亡者共に望まれてここに現れた。 奴らは望むのは本当に英雄の登場だろうか。 否。違う。間違ってはいないがそれは望むものが違う。 奴らが必要としているのは英雄による『救済』ではなく……。 正直に言えば、私は――――し□たくなどなかったのだ。 『悪魔』などという悪逆非道な絶対悪などではなく それよりもはるかに醜い相対悪。 私は何を望んだ? 私は何を得た? 私は悪逆の限りを尽くしたが、本当は何もしたくはなかった。 奴らが欲していたのは本当に英雄か? 奴らが排除すべきだと思っているのは本当に悪魔か? 醜悪な個。醜悪な群。醜悪な種。 自然界で一個の悪など何ほどのものか。 そんなものは大きな趨勢に飲み込まれ意味を成すことなどない。 奴らが悪なのは種そのものが悪だということ。 『悪魔』などと笑わせる。 喜べ亡者どもよ。 その種として生を受けた以上――――いかなる悪でも具現化が可能だ。 そう――――私は『悪魔』などではなかった。 奴らに望まれて生まれた一個の――――。 正直に言えば、私は――――『知りたくなどなかったのだ』 ――――某日、某時刻、研究所、集中治療室―――― 「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙――――――――!!!!」 診察台の上にいる試験体――うどんげのことだが――の突然の絶叫に その場にいた研究員全員がギョっとする。 検査器のメーターが軒並み振り切っていく。 たちまち鎮静剤が自動で投与され始めるがそれでも試験体の暴走は止まらない。 「身体制御をカットしろ!!」 「生命維持急げ!!」 「生態部品の移植準備を!!」 叫び続けるうどんげは意識を覚醒させていた。 感情を暴走させていながらも、思考は一点に収束していた。 自分は、うどんげなどではない。 しかも、悪魔ですらなかった。 自分を表現するなら『生贄』か『ピエロ』が適当なところだろう。 理屈ではそう結論を出していながらも 感情の方はその結論をかき消すように身体に叫ぶことを強要する。 自分は何を求めていたのだろうか。 答えを求めていながらも、どこかでその結論を得ることを恐れていたのだ。 うどんげと――――あの時精子餡として受け取ったありすの記憶が言っている。 自分の正体は簡単だ。 それは『作られた悪魔』だ。 いつか見た、うどんげの記憶の中にある集落。 彼らは希望の光を求めることなく――――自らを闇に染めることで 自分よりも暗い存在を『創り出す』ことで、相対的な光を生んだのだ。 なんという醜悪。なんという悪辣。 『悪魔』とは何だったのか。 強いて言うなら―――― 『うどんげ』というゆっくりの残骸に宿った―――― 奴らの『思い込み』によって作られた『偶像』だ。 そして奴らの作ったのは――――ゆっくりの歴史に初めて刻まれる 紛れもない『宗教』だった。 ―――――――――――――――― そして私は――――またこの闇に染まる世界に戻ってきた。 ここは……そうだな。『地獄』とでも呼ぶべき場所なのか。 亡者共は相変わらず私に罵声を浴びせてくる。 全てを知った今、さほど気にならなくなった。 奴らは私が特別憎いのではなく――――私が『そういうもの』だから 私を忌み嫌い、罵詈雑言を吐いているのだろう。 初めは単なる思い付きだったのだろう。 ゆっくりは脆弱な存在。 故に、あらゆる脅威に翻弄され、どうにもならない絶望を覚えてしまう。 それがどうあっても覆らないと知ったあの集落は 『うどんげ』に全てを押し付けたのだ。 自分が失敗したのはお前のせいだ。 自分が不幸なのはお前のせいだ。 皆が幸せを得られないのはお前のせいだ。 自分たちでは責任を負いきれなかったから、それを別の何かのせいにすることで解決した。 しかし、時間を経てそれは形を変えていった。 『うどんげ』の名を呼ぶものはいなくなり いつしか奴らが定めた『ソレ』は『あくま』と呼ばれ始めた。 単なる願いだったのだろう。しかしそれは何の間違いか。 ゆっくりの思い込みの力により具現化してしまった。 それが『私』。 『私』という絶対悪は生み出されたものではない。創り出されたものだ。 形のない『私』はうどんげの残骸に宿った。 うどんげが物語の元となった存在だったからだろうか。 『私』が宿る限り、うどんげは死なない。 いや、死なないというよりゆっくりとしての機構を保ち続けるという意味だろうか。 本来うどんげと呼ばれるべき存在はもうこの世には残っていないのだから。 私は前を見る。 もう一つ、知らなければならないことがある。 『私』の身体は完全な自我を形成したためか、今までの不明瞭さを感じさせなかった。 手も足もある。モデルは勿論『漆黒の悪魔』だ。 口汚く私を罵る亡者共をかき分けながら先へ進む。 こんな暗い中でも周りを認識できるのは私が奴らの希望の光だからだろう。 その光がいかに黒く濁っていようとも 私が奴らにとって望まれた存在には違いないのだから。 ……あった。 目では見えないけれど、そこにあるのが分かった。 腰に帯びたブレードで邪魔な亡者を斬り捨てる。 イメージの中だというのに鮮明に感じる餡子を潰す感触が伝わってきた。 亡者共もイメージの一つに過ぎない。 なぜなら中には、例のレイパーありすの想いもあったからだ。 強く絶対的な『あくま』という存在を性的に蹂躙したいなどという最悪な妄想。 形はどうあれ、私を求めるという想いには違いなかった。 私が植物型妊娠をしたのは、間違いなくこいつらの『願い』のせいだ。 それらの汚いものを掘り進んでゆき、突き当たった。 醜悪な物の中に眠る、酷く清涼な感覚。 その腕を掴み、引っ張りあげた。 ゆっくりの感覚でだが、恐らくずいぶん昔。 生贄に選ばれた一匹のうどんげ。 『私』とは似ても似つかなかった。 四肢を失い、左目を潰されてもなお清涼な雰囲気を持つそのゆっくり。 辛うじてそこにあると分かる右腕を掴んだまま、私は問う。 「『うどんげ』。貴方には、望むことが一つでも残っているか」 私の問いかけに、声の出ない、穴の開いた下顎を動かすことで応える。 ――――な――――い―――― その返答に私は目を伏せた。 『無い』というのは不正確だろう。 『私』にはそれぐらいは分かった。 曲がりなりにも、私はうどんげとして過ごしてきたのだから。 ブレードを逆手に握り直す。 頭上で柄を両手で持つ。 『終わらせる』 それが『私』が宿主にしてやれる唯一のことだ。 『私』は恐らく、ゆっくりが存在し続ける限り この醜悪な願いがなくならない限り、消えない。 ――――わたしはここでしぬうんめいのようですが ――――あなたはまだいきなければいけないようです ブレードを頭上高く振り上げる。 狙うのはうどんげの頭部中心。 これ以上、苦しませる必要は無い。 ――――どぼじで、ごんなごどずるの 知れたこと。理由など無い。 『私』がただ『そういうモノだった』というだけのこと。 そして、それを作り出したのはお前ら自身だ。 ――――もっと―――― 私がブレードを振り下ろす一瞬前。 確かにその声を聞いた。 ――――ゆっくりしたかった―――― ――――某日、某時刻、研究所、療養施設―――― 意識を取り戻した時。 私が最初に目にしたのは『担当』の頭頂部だった。 顔を横にして眠っていたらしい私は 診察台に突っ伏したままの『担当』を至近距離で見ている形だ。 『…………………』 マスクの機械音声はテキストデータを音声化するものだ。 故に、私が吐いた溜め息を言葉にすることは出来なかったようだ。 神経回路の接続を回復させながら、寝かされたベッドの上で身体を起こす。 いくつかのチューブが身体から離れていくが気にしない。 日時を見て、私が倒れてからまた長くの時間が経過していることを知る。 私が私の中で結論を導き出すまでには、結構な時間を要したらしい。 喜べ亡者共よ。そして悲しめゆっくり達。 私はこの通り、再びこの世に目を覚ました。 英雄などどこにもいない――――悪魔だらけのこの世界に。 『悪魔』という本質に『うどんげ』の殻と人間の作りだした鎧を纏った漆黒の悪魔。 さしずめ『アーマードうどんげ』ってところかもね。 視線を移すと、顔を上げた『担当』と目が合った。 その表情が次第に驚きの表情に変化していく。 さて、少し『技術試験』とやらに付き合ってやろう。 『私』が『私』としての機能を果たすのは――――少し先になりそうだ。 ――――終幕―――― 挿絵:
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うどんげPoPs~UdongePoPs~ サークル:MiuMyu(東方らぢぉ) Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length 01 I never to way ~素い足 gp-ln 東方花映塚 お宇佐さまの素い幡 [4 06] 02 morning delight koro [3 43] 03 EVERYDAY AT THE FULL MOON 羽鳥風画 東方永夜抄 シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome [5 13] 04 azure moon YDK With 高瀬裕司 東方永夜抄 狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon [5 02] 05 ドグマ・カグラ~新月の後夜祭~ 五条下位 with 遊女 東方永夜抄 シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome [3 20] 詳細 うどんげ&てゐのうさうさアレンジPOPSCD 博麗神社例大祭3(2006/05/21)にて頒布 イベント価格:500円 ショップ価格:750円 Arranger gp-ln: (NeuzKraft) koro: (mistbell) 羽鳥風画: (羽っ鳥もさく共和国) YDK: (ゆづき亭) 高瀬裕司: (MTK2) 五条下位: (SYNC.ART S) レビュー 原曲ちょい維持系ポップスアレンジ。ライトな明るいポップスという感覚で聞けるアレンジである。ポップスアレンジでボーカルなしだといわゆる「カラオケバージョン連続」となってどうしても退屈になってしまうところがあり、瞠目に値するアレンジが存在しないこの作品も、やはり例に漏れない。3曲目の真っ向インスパイアネタは上手くアレンジされていてなかなか面白かったが、どのアレンジにしても普通のポップスなので、感動に薄いところがある。なお、これだけポップスポップスしているのだから、ぜひとも全曲ボーカルを入れてほしかった。特に唯一のボーカルアレンジである5曲目が成功しているとは言いにくいのでなおさらである。5曲目は、下手に声の出し方や強弱にこだわったりせずに、あっさりと素直な透明感を持って淡々と歌ってほしかった。アレンジの不安さと激しさにボーカルが乗るのではなく、むしろギャップを楽しみたい。次回があるとすれば、これらの曲を使ったボーカルアレンジを期待する。アレンジャーがそれぞれの作品中で使うこともできるはずなので、楽しみに待つこととしよう。 -- 電波? (2006-10-13 23 25 38) 名前 コメント
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鈴仙・優曇華院・イナバのページ(暫定) 二つ名 狂気の月の兎 視界を揺さぶる妖怪兎 狂気の赤眼 狂気の赤い瞳 晴嵐の赤眼 能力 狂気を操る程度の能力 出演作品 『永夜抄』5面ボス 『花映塚』自機 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 4 『緋想天』自機 『非想天則』自機 使用スペルカード 波符「赤眼催眠(マインドシェイカー)」 東方永夜抄 幻波「赤眼催眠(マインドブローイング)」 東方永夜抄 狂符「幻視調律(ビジョナリチューニング)」 東方永夜抄 狂視「狂視調律(イリュージョンシーカー)」 東方永夜抄 懶符「生神停止(アイドリングウェーブ)」 東方永夜抄 懶惰「生神停止(マインドストッパー)」 東方永夜抄 散符「真実の月(インビジブルフルムーン)」 東方永夜抄 月眼「月兎遠隔催眠術(テレメスメリズム)」 東方永夜抄 「幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)」 東方永夜抄、東方緋想天 波符「月面波紋(ルナウェーブ)」 東方花映塚 散符「栄華之夢(ルナメガロポリス)」 東方花映塚 散符「朧月花栞(ロケット・イン・ミスト)」 東方文花帖 波符「幻の月(インビジブルハーフムーン)」 東方文花帖 狂夢「風狂の夢(ドリームワールド)」 東方文花帖 惑視「離円花冠(カローラヴィジョン)」 東方緋想天 幻爆「近眼花火(マインドスターマイン)」 東方緋想天 幻惑「花冠視線(クラウンヴィジョン)」 東方緋想天 弱心「喪心喪意(ディモチヴィエイション)」 東方緋想天 喪心「喪心創痍(ディスカーダー)」 東方緋想天 毒煙幕「瓦斯織物の玉」 東方緋想天 生薬「国士無双の薬」 東方緋想天 迫符「脅迫限界(オプセッショナー)」 東方緋想天 幻弾「幻想視差(ブラフバラージ)」 東方緋想天 幻兎「平行交差(パラレルクロス)」 東方緋想天 長視「赤月下(インフレアドムーン)」 東方非想天則 短視「超短脳波(エックスウェイブ)」 東方非想天則 赤眼「望見円月(ルナティックブラスト)」 東方非想天則 元ネタっぽいエピソードとか うどん 兎 薬 狂気の瞳 候補地 香川県 (うどんが有名だから) 埼玉県 (兎を祭っている神社がある) 富山県 (薬) 広島県 (うさぎの島) ご当地絵 優曇華院-香川1 優曇華院-香川2 ランダム画像表示テスト実施中 (ランダムにしつつ画像サイズ揃える方法募集中) 名前 コメント すべてのコメントを見る